J3降格圏が確定した群馬が声明「心からお詫びを申し上げます」、第11節以降最下位から抜け出せず
ザスパ群馬は28日、今シーズンの成績を受け「ザスパ群馬を応援してくださる全ての皆様へ」として声明を発表した。 明治安田J2リーグを戦う群馬。今シーズンは開幕から非常に苦しみ、監督交代などもあった中、現在最下位に位置している。 29日には第33節でロアッソ熊本をホームに迎える中、28日に行われた大分トリニータvs藤枝MYFCで大分が勝利。熊本戦に群馬が勝利しても勝ち点差が「16」となり、残り5試合での逆転が不可能になったため、群馬の降格圏でのシーズン終了が確定した。 今シーズンは下位3チームがJ3へと自動降格するレギュレーションだが、明治安田J3リーグでは、J2ライセンスが交付されない可能性があるAC長野パルセイロにJ2昇格の可能性があるため未定に。ただ、長野は現在16位に位置し、自動昇格圏の2位FC今治との勝ち点差が「25」、昇格プレーオフ圏の6位SC相模原との勝ち点差は「12」と残り9試合で逆転するのは非常に難しい状況であり、群馬の6シーズンぶりのJ3降格は極めて高い状況となった。 群馬は大分の勝利後に声明を発表。残りの試合でも諦めずに勝ち点を重ねていくとした。 「本日行われた「2024明治安田J2リーグ第33節大分トリニータvs藤枝MYFC」の結果をもちまして、今シーズンの年間順位がJ3自動降格圏内となる18位以下が確定となりました。2020年に復帰して以降、5シーズンにわたりJ2の舞台で戦って参りましたが、このような結果となってしまい、本当に申し訳ありません。心からお詫びを申し上げます」 「昨シーズンは、J2最終順位11位でフィニッシュ。クラブとして初のJ1昇格PO圏争いも演じました。今シーズンはその流れを受け、いままでにない期待と興奮の中で2月のシーズン開幕戦を迎えました。しかしながら第11節に20位となって以降、一度も最下位を脱することができず、本日のJ3自動降格圏内確定という不本意な結果を迎えるに至りました」 「ファン、サポーターの皆様におかれましては、チームがなかなか勝てない中、ホームでも、遠いアウェイの地でも、常に変わらぬ熱い声援でチームを鼓舞し、励まし、後押しし続けてくださいました。多大なるご支援をいただいたパートナー企業の皆様、今年は例年にない猛暑や悪天候が続く中でも献身的なサポートをいただいた運営サポートスタッフや設営撤収応援隊の皆様をはじめ、クラブを支えてくださった全ての方々の応援に、あらためて感謝を申し上げます」 「また、選手、監督はじめチームスタッフも、決して下を向くことなく日々の努力や創意工夫、トレーニングを積み重ね、強化スタッフは、チームマネジメントやスカウティング、選手補強に奔走、尽力し、事業スタッフも試合運営はじめ、お客様やスポンサー、パートナーのため、懸命に業務を遂行し続けてくれました」 「その努力や行動に対し、結果をもって報いることができなかったのは、すべて私の責任です。誠に申し訳ありません」 「本年は悲願の専用練習拠点「GCCザスパーク」も完成。事業拡大のため、施設の指定管理業務や飲食、物販運営、リーシングなど新たな事業領域への挑戦をはじめ、チーム、強化、事業一体の推進体制への移行、さらにアカデミーも直営化するなど、10年後を見据えさらなる飛躍に向けたスタートとなる、記念すべき年でした」 「そんな中で、このような結果となること自体が全くの想定外でしたが、関係者全員がその事実をしっかり受け止め、その悔しさを胸に、まずは1年であるべきポジションに戻るべく、あらゆる変革、挑戦、努力、準備、実行を今この瞬間からスタートし、全力で取り組むことを誓います」 「一方で今シーズンはまだ終わっておりません。リーグ戦残る6試合で一つでも多くの勝点を重ね、しっかりとシーズンを締めくくれるように戦って参りますので、皆様におかれましては、引き続きのご声援、ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます」
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