「女性蔑視だ」自民・和田政宗氏、保守党の百田尚樹代表「30超えたら子宮摘出」に不快感
自民党の和田政宗参院議員は12日配信のユーチューブ番組で、日本保守党の百田尚樹代表が少子化対策を巡り「(女性は)30超えたら子宮摘出するとか」と表現したことに不快感を示した。「百田氏の女性蔑視が本音で出た。『冗談』や『SFだ』といっても、許せない。女性がどういう風に思うのか、分かっていたらこんなことをやらない」と疑問視した。 【写真】百田尚樹氏が釈明「品がなかった。生理的に不快感催す人いた」 百田氏は8日配信のユーチューブ番組で「ええ言うてるんちゃうで」「SFと考えて」と前置きした上で、「30超えたら子宮摘出する」「女性は18歳から大学に行かさない」「25歳を超えて独身の場合は結婚できない法律にする。みんな焦る」などと発言した。配信後の批判を受け、百田氏は謝罪の上、表現を撤回している。 和田氏は12日の番組で、百田氏の発言について「子宮頸がんで子宮を全摘しなくてはならない方もいる。(妊娠を)望んでいたのに。そういうことを考えたときに、こんな発言にはならない」と指摘し、「公党の代表としてどうなのか。『ああ、保守ってこんなものなのか』と(思われて)、保守勢力からすると非常に迷惑だ」とも語った。 共演した麗澤大学客員教授で評論家の江崎道朗氏も「31歳で子供を授かった(立場からみても)不愉快極まりない。SFとはいえ、不愉快極まりない」と繰り返した。