山本由伸の特別起用法は、ドジャースの佐々木朗希に対するメッセージなのか
選手会を退会したので…
ところで、佐々木のドジャース入りについては、米国の多くのメディアが報じているが、あらためてドジャースの山本への配慮を見れば、「100球以下の投球数でも、しっかり体力があれば、メジャーリーグでもやっていける」という佐々木へのメッセージではないだろうか――最近、そう指摘する声が多くなっている。 佐々木は早ければ、今オフにもポスティングシステムを使ってメジャー入りを目指すと言われているが、シーズン前、複数の球団関係者はそれを否定していた。 その理由は時期尚早であるのに加え、「佐々木はまだ、シーズンを通じてローテーションを守ったことが一度もない」からだという。 「そもそもポスティングシステムは、ロッテ球団が認めなければどうにもなりません。球団と揉めて意見衝突してしまった場合、佐々木はすでにプロ野球労組・選手会を退会しているし、困ったことになるでしょう」（前出・関係者） メジャーリーグ挑戦に限らず、これまで球団と選手が何らかの問題で衝突したとき、選手会が割って入るケースが多々見られた。選手会は当然、選手の側に立って事態を収拾しようと務めてきた。しかし、佐々木は退会してしまったので、選手会としては、彼が球団と揉めても傍観するしかないのだ。 今後の佐々木のピッチングに要注目だ。
デイリー新潮編集部
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