現役空手世界チャンピオンの月井が、MMAに挑戦（@junnatsukiiv888）

　8月31日（土）『DEEPサマーフェスティバル2024 inお台場』（お台場青海R区画 野外特設ステージ）が開催されるが、そこに現世界女王の月井隼南（つきい・じゅんな、32＝FIGHTER’S FLOW）が参戦する。女子DEEP JEWELS 54kg以下5分2Rで、対するは土木ネキこと坂本瑠華（26＝江口道場）だ。 【フォト】月井、キュートな笑顔とマッスル！ミニのコスプレでハイキックも！ 　月井は、五輪競技にもなった世界空手連盟（日本は全空連が加盟）で活躍し、22年7月に『ワールドゲームズ2022』の空手女子組手50kg級で金メダルを獲得。現空手世界女王の肩書を持ったままMMA（総合格闘技）挑戦となるため、話題を集めそうだ。月井が優勝した『ワールドゲームズ』は4年に一度開催される世界大会で、次回大会は25年8月に中国で行われることが決まっている。それまでは月井が現役の世界チャンピオンとなるため、今回の報道に驚いている空手関係者は多いことだろう。 　“世界最強女子空手家”と呼ばれる月井は、日本とフィリピンのハーフで日本代表からフィリピン代表への移籍を経て、2019年東南アジア競技大会の女子組手50kg級で金メダルを獲得。元社会科教師で元日本代表の肩書を持つ。 　彼女は昨日12日、自身のYouTubeチャンネルで「大切なご報告」と題した動画を公開し、MMAへ転向した経緯や心境を語った。 　月井は「空手引退とか、もっと試合が見たいと言われる中で、総合格闘技に挑戦したいと以前から思っていました」と明かし、「私がやっている空手は、コントロールしなければいけない競技（寸止め）。持っているものをすべて出して勝ちたい。それが空手よりも総合格闘技なのかなと思いました」とMMAの魅力に心が動いたと説明した。試合ではパンチを寸止めして引いていたが、現在は目標に力を乗せ打ち抜く練習も徹底的に行っているという。 　月井のMMAデビュー戦の相手は、“土木ネキ”の愛称でブレイキングダウンで活躍してきた坂本瑠華。最近はキックボクシングの試合を定期的にこなしている坂本だが、今回は月井と同じくMMAデビュー戦となる。 　坂本は自身のXで昨日12日に、「次戦、MMAデビュー戦決定。言っとくけど私は喧嘩の方が強いばい。応援宜しくお願いします。DEEPお台場で会いましょう」と意気込みを語っている。互いに初めてのMMA挑戦となるため、どんな展開になるのだろうか。 　なお月井は、現在、渡辺華奈が所属する総合格闘技ジム「FIGHTER’S FLOW」に通い、ボクシングの練習もしているという。伝統派空手出身のMMA選手だと堀口恭司が有名だが、最近では2019年に開催の日本空手道選手権大会の男子個人組手で優勝した五明宏人がDEEPで結果を残しているため、楽しみだ。 　空手の現役世界チャンピオンの参戦で、8月のDEEPJEWELSビッグイベントが、ますます注目を集めることになりそうだ。