書籍紹介『うちの子、ゲームして動画ばっかり見てますけど大丈夫ですか!? もしかしてデジタル中毒!? と思ったら』
「いったんゲームを始めたら、自分が飽きるまでプレイし続ける」「ひたすら動画を見続けて、なかなか次の行動をしない……」そんなモヤモヤを日々感じている保護者の方は多いのではないでしょうか。 【画像】8歳のわが子(男子)は、食事後の動画視聴が毎日のルーティン 筆者には8歳の子供がいるのですが、学校の帰宅後に動画を2、3時間見続けることも珍しくありません。思い返せば、自分が子供のときは、ひたすらテレビを見続けていたなと思いつつ「これでいいのかな」とモヤモヤすることも(抜本的な対策はできていない)。 そんなとき(仕事中)にたまたまニュースで見つけたのが、株式会社KADOKAWAが2024年7月16日に発売する『うちの子、ゲームして動画ばっかり見てますけど大丈夫ですか!? もしかしてデジタル中毒!?と思ったら』です。 仕事もあるし、出かけると疲れるしお金もかかる。子供が動画やゲームに集中していれば、自分は楽だけど何だかモヤモヤ……。同書では、「あるある」「そうそう」と思えるシーンがアベナオミ氏の体験マンガでわかりやすく紹介されています。 わが家では動画やゲーム時間が増えると、子供が風呂に入る時間や寝る時間がズルズル遅れていきます。ただ禁止するのは逆効果なの? という葛藤もコミカルに描かれています。 同書の監修は、臨床心理士の森山沙耶氏。森山氏は2019年にネット・ゲーム依存予防回復支援MIRA-i(ミライ)を立ち上げ、ネットやゲーム依存専門のカウンセリングや予防啓発の講演・セミナー活動を行うエキスパートです。 同書は、子供のスマホやゲームの利用に悩む保護者に向けた内容となっており、夏休みで自由な時間が増えることによるデジタル依存の問題に焦点を当てています。親がデジタルメディアとの適切な付き合い方を学び、子供に適切なルールを設定する手助けとなる内容が紹介されています。 ■ 目次 第1章 なぜ子どもがゲームや動画を見るのが問題なのか 第1話:やめさせなくていいのです 第2話:何が心配ですか? 子どもをよく見よう 第3話:ネット依存、ゲーム障害とは?~どこからが依存症?~ 第4話:ネットやゲームだけが問題なのか? 第2章 だらだら見る、キレる、課金する…子どもの問題行動、どうしたら? 第1話:食事中も手放さない。いつもだらだら見ている 第2話:ゲーム中にキレる。暴言を吐く 第3話:嘘をつく、課金をした! 第4話:依存しやすいタイプってあるの? 第3章 うちはうち! と言いたいけれど…子どもへの向き合い方 第1話:なんでゲームしちゃいけないの? と聞かれたら 第2話:どうしてうちは1時間しかダメなの? ~成功するルールづくり~ 第3話:プロゲーマーや動画配信者になりたい、と言われたら 第4話:約束を守れる声かけのルール 第4章 これって本当? 心配なこと、見守ってOKのこと 第1話:ゲームや動画ばかり見てるとアタマが悪くなるって本当? 第2話:見守っていて大丈夫? 専門家に相談するケースとは 第3話:これってホント? 森山先生に10の質問 ■ 書誌情報 書名:『うちの子、ゲームして動画ばっかり見てますけど大丈夫ですか!? もしかしてデジタル中毒!? と思ったら』 マンガ:アベナオミ 監修:森山沙耶 装丁:伊藤紗欧里(ガラパゴ) 発売日:2024年7月16日(火) ※電子版同日配信 定価:1,430円(本体1,300円+税10%) 判型:A5判/2C ページ数:192ページ ISBN:978-4-04-683660-1 発行:株式会社KADOKAWA
こどもとIT,大塚雷太