センバツ抽選 健大高崎VS学法石川 第2日第3試合 「経験強みに臨む」 /群馬
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、県勢の健大高崎は大会第2日第3試合で学法石川(福島)と対戦することが決まった。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 2年連続7回目のセンバツとなる健大高崎が戦う学法石川は、33年ぶり4回目の出場。福島3位として進んだ昨秋の東北大会では他県の1位校を次々に破って4強入りし、左腕・佐藤翼、捕手も務める大栄利哉の両1年生投手への評価も高い。 箱山遥人主将(2年)は「相手は素晴らしい監督に鍛えられたチームという印象がある。試合の動画やデータなどしっかり研究したい。2年生は甲子園を経験しているのが強みだと思うので、心と体の準備を完璧にして臨みたい」と意気込んだ。 青柳博文監督は「学法石川とは昔から練習試合をしていて親交があり、投手を中心にまとまった良いチームだ。あまり点を取られない締まった試合展開で、チャンスに1本が出るようにしたい。初戦の入りは一番難しいが、選手が力を発揮できるよう調整していきたい」と話した。 大会は18日に開幕し、雨天順延などがなければ健大高崎の初戦は19日になる。【日向梓】 ◇春夏計12回出場の強豪 学法石川(福島) 1892年に「石川義塾」として創立された、私学では福島県内最古の男女共学校。「学んでそれを実践してこそ意味がある」という意味の「行学一如」を教育理念に掲げる。1951年に「学校法人石川高」に改称したが、同じ石川町内に県立石川高があるため学法石川と呼ばれる。 野球部は1908年に創部し、甲子園は春3回、夏9回出場。卒業生に遠藤一彦(元大洋)、諸積兼司(元ロッテ、現ロッテコーチ)、川越英隆(元オリックスなど、現ソフトバンクコーチ)ら。 他の部活動も盛んで、陸上競技部は男女ともに全国高校駅伝の常連。サッカー部やハンドボール部、自転車競技部なども強豪で、2022年には女子硬式野球部が新設された。