注目の若手俳優が共演!奥平大兼×鈴鹿央士「一度しかない本番で勝負強さを発揮するには?」
――では、あまり勝負ごとではアツくならないタイプですか? 奥平 ないことはないですね! アツくなったらなるだけおもしろいと思うので。たとえば、学生時代なら掃除の時間のゴミ捨てジャンケンとか。絶対ゴミ捨てに行きたくないから、たかがジャンケンですが、本気でやります。何気ないことを本気でやればやるほどおもしろいし、そういう場面では絶対勝ってやるぞって思います。結果負けても「おもしろかったしいいか」ってなっちゃうんですけど(笑)。
――勝負ごと以外で、最近アツい出来事はありましたか? 鈴鹿 最近だとNetflixのリアリティ番組『ネクスト・イン・ファッション』にハマっています。ファッションデザイナーが18人集まって、毎回テーマごとに服を作って優勝者を決める番組で、ファッションが大好きな僕にとってはアツい作品。この番組を観ていたら今まであまり目を向けてこなかった服作りにも興味を持つようになりました。
今、注目の若手俳優が考える「勝負強い人」の条件
――それでは最後に、実力はもちろん、芸能界でそれぞれの勝負強さを発揮しているお二人ですが、ご自身が思う「勝負強い人」とはどんな人ですか? 奥平 覚悟を決めた人だと思います。空手をやっていたとき、道場内では僕が一番弱かったので、大会でもすぐに負けるんだろうなと思っていたんです。当時、父親が練習にもよく付き合ってくれていたんですが、あまり上達せず、いつもボコボコにされていて……(笑)。 そんなある日の試合中、「本気で試合に勝たないとまた父親にボコボコにされる」と危機感が脳裏をよぎり、ならば負けるわけにはいかないと覚悟を決めて試合に臨んだんです。そしたらなんとその試合に勝てて! 追い込まれて覚悟を決めた人にしか発揮できない勝負強さや想像を超えるパフォーマンスってあるんだなと思いました。 鈴鹿 奥平くんに似ているんですが、本番に強い人こそ勝負強い人だと思います。練習でボロボロになっていても、本番でいいパフォーマンスができる人。そういう人は、その状況を楽しんでいるように見えます。本人は内心きっとツラいこともあるだろうし、楽しんでいるばかりではないと思うんですけど。勝負強い人は本番で自分のベストを発揮できたり、楽しんで取り組んでいるように見えたりする人だと思います。