5歳児虐待死 22歳の母親の裁判 「死なせてしまって申し訳ない」
2024年1月、5歳の娘に浴室で水を浴びせ放置して死亡させた罪に問われている22歳の母親の裁判についてです。2日目となる27日の裁判で母親は「死なせてしまって申し訳ない」と口にしました。 起訴状などによりますと、八戸市柏崎の無職、宮本菜々美被告(22)は、1月7日、交際相手の無職、関川亮被告(32)と共謀し、当時5歳の娘の望愛(のの)ちゃんを自宅アパート浴室で、水で濡らしておよそ4時間半放置。低体温症で死亡させた保護責任者遺棄致死の罪に問われています。 26日の初公判で宮本被告は、起訴内容を認めました。 27日は被告人質問が行われ、宮本被告は「つらい思いも苦しい思いもさせた」「それでも自分の味方でいてくれた娘だったので、死なせてしまって申し訳ない」と懺悔し、反省の態度を示しました。 一方で、検察側が事件後の119番通報の際に、「お風呂で目を離した隙に溺れた」など嘘をついた理由を尋ねると「第一に関川被告を守りたかった」などと発言しました。 裁判は28日に求刑が行われ、12月10日に判決が言い渡される予定です。