奥地悠斗投手（２年）＝和歌山市六十谷の市和歌山のグラウンドで２０２２年１月３０日午後１時３３分、橋本陵汰撮影

　◇大舞台で火消しを目指す　奥地悠斗投手（２年） 　試合の流れ、ベンチ内の動きを見ながら肩をつくり、いつでもマウンドに行けるよう準備する。「ピンチでワンポイントとして抑えてくるのが理想」。度胸があり、どんな状況でも物おじしないのが強みだ。 　中学２年の時、当時の指導者から横手投げを勧められた。試してみると「打たれにくかったので極めてみようと思った」。配球などを工夫しながら、自分のものにしてきた。 　もし甲子園で登板すると、公式戦初マウンドが聖地ということになる。「投手陣を支えられるように頑張りたい」と意気込む。将来の夢は消防士。大舞台で完璧な「火消し」を目指す。 　◇公式戦初出場で初安打を　小川舜絃選手（２年） 　昨秋、新人戦で初めてベンチ入りするも出場機会はなく、県２次予選からはベンチを外れた。それでも「何事も声を出して一生懸命やるだけ」と練習に励み、センバツのベンチ入りをつかんだ。 　長所はフルスイングできること。愚直に「一球一球、バットを強く振る」意識を持つ。好きな選手は２年連続パリーグ首位打者のオリックス・吉田正尚選手だ。「フルスイングしながら三振が少ない」と憧れる。 　甲子園で試合に出れば、それが公式戦初出場。「チームのためになる打撃を」と考えつつ、初安打もと夢は膨らむ。その日に向け、フルスイングを続ける。