転職がうまくいかずワーキングホリデーを考えています。円安が続く間は海外のほうが稼げるのでしょうか?
ワーキングホリデーに行く際の注意点
日本で働くよりも高収入を期待できたり、語学力をつけたりするのに効果的なワーキングホリデーですが、以下のようにいくつかの注意点があります。 ●自分で仕事を見つけなければならない ●渡航先や年齢に制限がある ●語学力が確実に伸びるわけではない 渡航してみたものの「こんなはずではなかった」とならないために、事前に注意点を把握しておきましょう。 ■自分で仕事を見つけなければならない ワーキングホリデーの制度を活用して就労する際には、自分で働き口を見つける必要があります。現地語を話せない場合は、履歴書を作成できない、面接で意思疎通ができないなどの理由で、仕事が見つからない可能性が高いです。また、仕事が見つかったとしても、自分が希望するものではなく、思うように稼げないケースも想定できます。 ■渡航先や年齢に制限がある 原則として、ワーキングホリデービザは、一つの国に対して発行されるのは1回きり、申請時点で18歳以上30歳以下という制限を設けています。また、ワーキングホリデービザを取得して渡航できるのは、日本と協定を結んでいる国だけです。 (一社)日本ワーキングホリデー協会によると、日本と協定を結んでいる国は29ヶ国とのことです。協定国は、日本ワーキングホリデー協会のホームページで確認できます。 ■留学と比べ語学力が確実に伸びるわけではない ワーキングホリデーは、語学留学ではありません。海外に長期滞在すれば、語学力が確実に伸びると考える人もいるでしょうが、語学力を伸ばすのはそう簡単なことではありません。 特に、周りの人と日本語で話している、話したとしても片言のみといった場合、帰国段階で現地語をほとんど話せないという事態に陥る可能性が高いです。語学力を伸ばしたいなら、現地語で積極的にコミュニケーションを取ったり、働きながら語学学校へ通ったりすることも検討してみてください。