35歳で貯蓄目標「1000万円」を達成!友人に「預け先を分けた方がいい」と言われたけど、どういうこと?
預貯金だと資産形成にならない!? 資産分散の考え方とは
預金保護の観点以外にも、お金の管理方法を変えた方がよいと言われる理由があります。 昨今の日本では「超低金利」の状態が続いています。そのため銀行などにお金を預けても収益性が低く、ほとんど元本が増えません。 手持ちの資産が増えなければ、インフレや為替変動によって物価が上昇したとき、その資産で買える物の量が減ります。つまり実質的な資産価値が下がってしまいます。 前述の通り、預金は「ペイオフ」によって一定の安全性が確保されていますが、資産を増やす金融商品とはいえないでしょう。それに対して、債券や株式・投資信託などの金融商品は、安全性に関しては預貯金よりも劣りますが、収益性はより多く期待できます。 このような理由から、預貯金を金融機関にただ預け入れておくよりは、ほかの金融商品で資産運用する方がよいとされることがあります。
貯蓄を賢く管理・運用して資産形成しよう
1000万円を超える預金はペイオフで保護されないため、複数の金融機関で分散管理する方が安全な場合があるのです。 また超低金利時代を見据えて、金融機関に貯蓄する代わりに、投資なども活用し資金を分散して運用することも選択肢として挙げられます。収益性とリスクを比較検討しつつ、所有資産の使い方を考えることが大切です。 出典 金融庁 預金保険制度(ペイオフとは?) 金融庁 「貯める・増やす」~ 資産形成 4-5.金利の推移(5ページ)、4-7. 主な金融商品の特徴(7~11ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部