感動のあまり救急車を呼ばれそうに...昆虫ハンター・牧田習さんが忘れられない「レア昆虫」
虫採り網を見るその瞬間まで、諦めていた
「高校二年生の時、その日は予備校の模試のために家を出ようとしたのですが、玄関に立てかけてあった虫採り網を見た瞬間『やっぱりダメだ。今日しかない』と感じて網を手に走りました。お昼を過ぎても見つからず諦めかけた時に金色の塊が視界を横切って……それが何かも分からず反射的に網を振っていたんです。 頭の整理が追いつかないまま体の震えが止まらず、その場に座り込んでいました。近くにいた方から痙攣を起こしていると思われて救急車を呼ばれそうになったほどです(笑)。その次に記憶が残っているのが、朝4時にケースの中にいるオニホソコバネカミキリを眺めていたところでしたね」 “この昆虫を自分の手で探し当てたい”という一心で、チャレンジを重ねついに実現した牧田さん。昆虫に対するひたむきな思いと行動力に、子どもたちは目を輝かせていました。
nobico(のびこ)編集部