韓国で簡単すぎる「麻薬入手」…10代の犯罪、前年の207%増という非常事態
【10月02日 KOREA WAVE】韓国でインターネットを通じ「ムルポン」「GHB(ガンマヒドロキシ酪酸)」「ゾルピデム」などと検索すると、一般的なウェブサイトで堂々と麻薬販売の広告が掲載されている。メッセンジャーを通じてたやすく販売者と取引することも可能だ。一般市民も違法に流通している薬物を簡単に入手できる状況にある。 販売者に俗称「ムルポン」と呼ばれるGHBや睡眠剤ゾルピデムの価格を問い合わせると、すぐに返事が来る。支払いはカード決済や銀行振込で、配送方法はコンビニエンスストアの宅配や人目のつかない場所に隠しておく「ドロップ」方式が一般的だ。 昨年、韓国の麻薬事犯は初めて2万人を超えた。特に10代と20代が増加している。2023年に最高検察庁が公開した白書によると、昨年は2万7611人が摘発され、前年(1万8395人)に比べて約50.1%増加していた。特に10代の麻薬事犯は前年の481人から207%も増加し、1477人に達した。 東国(トングク)大学警察行政学科のイ・ユンホ教授は「オンラインショッピングが普及したことで服や商品を簡単に購入できるようになったのと同じように、麻薬も手軽に手に入るようになった」と指摘した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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