すぐに植物を枯らす人にこそ試してほしい!とにかく丈夫で家庭菜園の初心者向きなミントの育て方完全ガイド
家庭菜園の新鮮な食材を使用することは、より美味しい料理をつくる最も簡単な方法の1つで、お友達にも喜ばれますよね。「家庭菜園や果樹園をつくる」と聞くと難しそうな印象をもつかもしれませんが、ハーブなら初めての自家栽培でも心配ご無用。そのなかでもミントは、最も丈夫なハーブとして知られています。 【写真集】日当たりの悪い場所でも育てやすい!日陰を好む植物23選 冬の霜でも滅多に枯れることはなく、日陰でも育ち、すぐに植物を枯らしてしまうと悩んでいる方なら、まずはミントから育て始めるのがおすすめ。屋内でも屋外でも、お茶用でもカクテル用でも、ミントは自家栽培を始めるのにぴったりな植物です。どの品種のミントのお手入れにも使える栽培ガイドとヒントを早速見ていきましょう。
代表的なミントの品種
ペパーミント:甘くてピリッとしたペパーミントは、耐寒性ゾーン3~11で最もよく育ちます。 スペアミント:ガムのフレーバーでもおなじみのスペアミントは、とてもさわやかな味です。耐寒性ゾーン5~9で栽培しましょう。 チョコレートミント:ペパーミントの仲間であるチョコレートミントの葉は、独特のミントチョコレートの味と香りがします。耐寒性ゾーン5~9で最もよく成長します。 ※耐寒性ゾーン:USDA(アメリカ合衆国農務省)がガーデナーのために開発したシステム。寒さを段階別に分けた、植物ごとにどの地域まで冬越し可能なのかを知るための指標。
屋内で育てる場合
日光 ミントは半日陰で最もよく育ちます。朝日は大好きですが、午後の灼熱の日差しは葉が焦げる原因に。東向きや西向きの窓の近く、または安定した光が当たる場所が最適で、直射日光が当たってしまう場所なら、当たる時間は1日数時間以内にとどめましょう。 水やり 葉の多い他のハーブや観葉植物と同様に、ミントは湿った土壌を好みます(ただし、やりすぎは厳禁)。土を触ってみて表面が乾いていると感じたら、水やりの合図。葉がしおれるのは水が足りていないサインです。日当たりのよい場所に置いている場合は、午前中に水やりをして、日中の気温上昇時に水分不足にならないようにしましょう。 土と肥料 ミントには栄養分をたっぷり含んだ培養土が最適です。水はけをよくすることも重要ですが、まずは土壌の栄養状態をよくすることから始めましょう。寒い季節には、成長を促進するために月に一度は栄養剤や肥料を与えてください。 温度と湿度 ミントは丈夫で順応性の高い植物ですが、品種によって最適な環境は異なります。ペパーミントは耐寒性が非常に高いですが、スペアミントは暖かい気候を好みます。ただし屋内では、特別な温度設定の必要はありません。 しかし、湿度には注意が必要です。ミントは乾燥に弱いのです。冬の時期にとても乾燥する地域に住んでいる場合は、水やりをしない日は霧吹きをしたり、小石と水を入れたトレイの上にプランターを置くなどして、湿度を高めるようにしましょう。葉がしおれていないか、こまめにチェックすることも大切です。