デビューから10年 マルチに活躍する上杉柊平が活動を続けられる理由「満足したことはない」
『プライベートバンカー』で唐沢寿明と共演
その思いも踏まえて撮影に臨んでいる『プライベートバンカー』。同作は、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うプライベートバンカーが、相続争いや愛人問題、裏金疑惑など、資産家一族に渦巻く“金”にまつわる数々の問題を打破していく痛快マネーサスペンスだ。主人公のプライベートバンカー・庵野甲一(唐沢)の助手・御子柴修を演じる。29歳上で同じ芸能事務所に所属する唐沢からは、現場でアドバイスをもらったという。 同じ事務所の先輩・唐沢との共演は、今作が初めてではない。 「唐沢さんは『1人だけが目立っても作品として面白くない。みんなの芝居のアンサンブルがそろった時に面白いものができる』とおっしゃっていて、そのバランスを肌感で感じている人だと思います。自分のことだけでなく、どうやったら作品が面白くなるのかを考えている人です。僕にも『お前のこのシーンが面白くなると、実はこっちのシーンも面白くなっていく作品だから』と声を掛けてくださいました。『同じ事務所だから』ということは考え過ぎないようにしていますが、気にかけてくださっていてうれしいです」 唐沢とは、20年10月~21年2月放送のテレビ朝日系連続ドラマ『24 JAPAN』でも共演している。約4年の時をへて、上杉は唐沢ととも作品のキーマンになりそうだ。 □上杉柊平(うえすぎ・しゅうへい) 1992年5月18日、東京都生まれ。2015年にTBS系連続ドラマ『ホテルコンシェルジュ』でデビュー。16年にはNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演。20年にはNHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演した。23年10月期にはMBS『ワンルームエンジェル』で、連続ドラマ初主演を務めた。音楽面ではヒップホップクルーのKANDYTOWNに所属していた。HOLLY Qの名義で活動している。185センチ。血液型B。
水谷賀奈子