『VIVANT』関連イベントにファン殺到!グッズ、カフェ…放送終了後も稼げる「放送外収入」の威力
今夏、大きな話題を呼んだ堺雅人(50)主演のドラマ『VIVANT』(TBS系)。放送終了後も関連イベントにファンが殺到している。 堺雅人、飯沼愛、小日向文世が集結!『VIVANT』貴重なロケ現場写真 「放送中から、東京・赤坂でメインキャストの一人である富栄ドラム(31)の出演イベント『ドラムに会いに行こう!』を開催。9月以降は東京を飛び出して全国で展開されています。 劇中で使用された衣装や小道具の展示のほか、公式グッズ購入者はドラムと記念撮影&握手ができる特典付きです。ドラムや福澤克雄監督(59)が同行するロケ地巡りツアーも10月と11月に開催していますが、島根県集合で一人約17万円という高額にもかかわらず、定員を大きく上回る申し込みがありました」(テレビ誌編集者) 各局、放送外収入で稼ぐべく人気番組関連のさまざまなビジネスを展開しているが、「TBSが最も力を入れている」と制作会社関係者は語る。 「吉高由里子(35)主演のドラマ『最愛』でもオフィシャルロケ地ツアーを行っています。ツアーの売り上げ自体はさほど大きくないものの、地方自治体とタッグを組むことで今後の撮影が優遇してもらえるのだとか。自治体によってはロケの際にかかる交通費を負担してくれるケースもあるそうです」 『麒麟』の川島明(44)がMCを務めるTBS系朝の情報バラエティー『ラヴィット!』は視聴率こそ高くないものの、関連ビジネスが絶好調だ。 「番組キャラクターのラッピーのグッズをセガ限定のクレーンゲームの景品にしたり、ドン・キホーテで先行販売したりしました。期間限定カフェや『ラヴィット!ロック2023』もチケットが即完売する人気ぶり。これらの売り上げは制作現場には反映されないそうですが、視聴率と関係なく年末に特番が放送されるなど優遇されているのは、関連ビジネスが好調だからだとか」(TBS関係者)
TBS系で昨年放送された本田翼(31)主演のドラマ『君の花になる』の劇中に登場する7人組ボーイズグループ『8LOOM』は、配信シングルや写真集を発売。関連グッズも本物のアイドル顔負けの売り上げを記録した。 「視聴率こそ苦戦しましたが、グッズの売り上げが好調だったことから、映画化の話が持ち上がっています。8LOOMメンバーの一人である高橋文哉(22)が現在放送中のドラマ『フェルマーの料理』(TBS系)で主演を務めているのも、8LOOMの今後の活動を見据えてのことでしょう。局を挙げてプッシュしていますね」(制作会社ディレクター) テレビ朝日は、1月クールで新シリーズが放送されるドラマ『おっさんずラブ』の展覧会を全国6都市で開催する。 「『おっさんずラブ』は映画がヒットしましたし、劇中で流れた音楽をオーケストラが演奏するコンサートも大成功しています。″推し活″の定着もあって、各局、熱心なファンを抱えるアイドルや若手俳優を起用し、グッズビジネスに力を入れています。若手の場合、写真を使用したグッズ展開もドラマの出演ギャラに含まれていることが多いので、所属事務所にとっては複雑なところですが……」(芸能プロ幹部) 視聴率や見逃し配信の再生回数で作品を評価する時代は終わりつつある⁉ 『FRIDAY』2023年12月22日号より
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