ボクシング井上尚弥、12月の次戦「楽しみ」 「不完全燃焼」のTKO防衛から一夜明け会見
ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者、井上尚弥(大橋)が元同級世界王者のTJ・ドヘニー(アイルランド)に7回TKO勝ちした防衛戦から一夜明けた4日、横浜市内で会見。「内容とは別に、フィニッシュシーンは不完全燃焼で終わってしまった」と腰を痛めた相手が動きを止め、レフェリーが試合をストップさせた試合を残念そうに振り返り、「12月の試合に気持ちを高めていきたい」と年末に計画している次戦へ意欲を高めた。 【写真】ようやくエンジンがかかってきた7回早々に挑戦者が腰を痛めて棄権…不完全燃焼に終わった井上尚弥 井上尚は5月にルイス・ネリ(メキシコ)と防衛戦を闘っており、年間3試合をこなせば2017年以来となるが、「ボクシングが好きなので、このスパンで試合をするのは楽しみ」と意気込んだ。当面の予定について「2週間休みます」と話すと、父の真吾トレーナーが「2日でしょ?」と声をかけ、笑いを誘った。 初防衛に成功した世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者の武居由樹(大橋)も会見。「もっといろいろできた。反省点がたくさんある」と試合を振り返り、敗戦後に引退の意向を表明した対戦相手の元フライ級世界王者、比嘉大吾(志成)に対しては「感謝しかない」と述べた。