松下奈緒“紗英”にマウントをとった田牧そら“未久”の悲劇に絶句<スカイキャッスル>
松下奈緒が主演を務めるドラマ「スカイキャッスル」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系) の第7話が9月12日に放送された。前回見せた、あまりのしたたかさぶりに多くの視聴者が驚いた未久(田牧そら)。物語がどう進むか注目された中、紗英(松下)も言葉を失う展開が待っていた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】紗英(松下奈緒)は九条(小雪)に不信感を抱くようになる ■セレブ妻たちが壮絶マウントバトルを繰り広げる 同ドラマは、韓国のケーブルテレビ局・JTBCで2018~2019年に放送された「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」を原作に、日本ならではの創造性と刺激、中毒性をたっぷりと詰め込んだジャパン・オリジナル版となっている。 松下が演じるのは、誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレブの主人公・浅見紗英。そして紗英と同じ“スカイキャッスル”と呼ばれる高級住宅街で暮らす、才色兼備かつ慎ましい性格の二階堂杏子を比嘉愛未、情熱的でチャーミングな夏目美咲を高橋メアリージュン、スカイキャッスルの新たな住人となった南沢泉を木村文乃。さらに、担当した生徒を100%志望校に合格させるミステリアスな受験コーディネーター・九条彩香で小雪が加わり、5人の女優陣の競演で、子どもたちの受験やエリート医師である夫たちの出世など、泥沼マウントバトル・サスペンスが展開する。 ■未久が秘密を瑠璃に明かしてしまう 未久が夫・英世(田辺誠一)の実の娘であることを知った紗英。娘・瑠璃(新井美羽)の受験が終わるまで口外しない約束を取り付けるが、未久は居候の身ながら好き勝手に振る舞い始める。事情を知らない瑠璃は激怒し、ますます九条だけを頼りにするように。 そんななか、泉の息子・青葉(坂元愛登)に密かな思いを寄せる瑠璃が通りかかったところで、未久は自分に好意を持つ青葉にキスをした。ショックを受けた瑠璃が自宅に戻って荒れているところに「悔しいことでもあった?」と平然と声をかけてきた未久と、取っ組み合いのけんかに発展。そこで、自分の父親が英世だと明かしてしまう。 瑠璃は信じなかったが、その場面を目撃した紗英に未久が「ごめんなさい。ついカッとなって秘密にする約束を守れませんでした」と言ったことで、確信に変わってしまった。 そもそも紗英が未久の素性について知ったのは、未久が仕向けたからだ。瑠璃を思う紗英が強く出られないのをいいことに、ご飯を一緒に食べたり、自分が暮らす部屋の模様替えを頼んだり、未久の要求はエスカレート。その様子はまさに“マウント”だった。この暴露も「ついカッとなって」ではなく、未久のしたたかさからのように思えてならない。 しかし、そんな未久に悲劇が訪れた。 ■未久が高所から転落 直前に会った人物の考察も 青葉主催で開かれた未久の誕生日会で、未久が高所から落下してしまったのだ。 英世たちが勤める帝都病院に救急搬送され、杏子たちとレストランで食事をしていた紗英も駆け付ける。ところがそこでも悲劇が重なった。宿直中だった英世と杏子の夫・亘(鈴木浩介)が対応しようとするが、同じく一刻を争う厚生労働大臣政務官の幼い息子も運ばれてきて、英世は出世欲の思惑もあっただろうが、10歳でより体力が劣るという理由から政務官の息子のオペを優先する決断をした。 亘は指の状態が原因で手術ができず、未久の対応は非番の医師の到着を待たなければならない。実の娘であると知らない英世に、未久の「お父さん」というかすかな声は届かなかった。 衝撃のラストに、SNSでは未久が転落する前に会った人物の考察が過熱。怪しいといえば、誕生日会で未久にまたチクリと言われて、九条に電話して「殺してやりたい」と物騒な発言をしていた瑠璃。ただ、転落する直前の描写で、未久は満面の笑みを“誰か”に向けていた様子からすると可能性は低いという意見も。 未久が満面の笑みを向ける相手という点では、青葉だ。そして考察にはもう一人加わる。九条だ。九条は瑠璃が電話した時に自宅にいたことが分かっているため、手を下したとすれば、秘書の永峰(前原滉)。未久は永峰が学校関係者と接触している場面を目撃し、瑠璃が九条から手に入れる的中率抜群の予想問題の出どころと勘付いていたようなのだ。 「瑠璃が犯人なら当たり前すぎるので違うと思う」「青葉だったら怖すぎる」「秘書怪しい」「九条先生のもう一人の教え子が青葉とか」といった声が寄せられている。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部