「一線を越えた」ベッツの捕球を妨害したヤ軍ファンの“暴挙”をNY地元メディアも辛辣批判「間違った助けだ」
あってはならない蛮行だ。 現地時間10月29日(日本時間30日)、大谷翔平や山本由伸が所属するドジャースは、敵地でヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第4戦に臨み、4対11で大敗。これで対戦成績が3勝1敗となり、2020年以来4年ぶりの世界一が明日以降にお預けとなったが、この試合では、初回に見られた“ファンの問題行動”が話題となっている。 【動画】ヤンキースファンが暴挙!ベッツ捕球のボールを奪い取ろうと… 球場が騒然となったのは、1回裏だ。ヤンキースの1番グレイバー・トーレスが右邪飛を打ち上げると、ドジャースのムーキー・ベッツがフェンス際でキャッチ。しかし、ここでスタンドで観戦していたヤンキースのファンがグラブからボールを奪い取ろうとする暴挙に……。結果的には、守備妨害で捕球が認められ、観客2人に退場処分が下された。 このシーンには、地元メディアからも厳しい声が上がっている。中でもニューヨークの日刊紙『New York Post』は、「火曜、ヤンキースファン2人が一線を越えた」と速報。「フリーマンの記録的な2ランで0対2とされたボンバーズは、攻撃面であらゆる助けを必要としていたが、これは間違った種類のものだ」と指摘している。 さらに地元放送局『SNY』は、「ヤンキース対ドジャース戦の初回にファンが妨害という形でゲームに割り込んできた」と報道。実際の映像を紹介し、「観客がベッツの腕をつかみ、彼のグラブからボールを強奪しようとした。別のファンもグラブをしていない方の腕をつかみ、手助けしようとしている」と伝えていた。 試合はその後、アンソニー・ボルペの満塁弾、オースティン・ウェルズのソロ、トーレスの3ランを被弾するなど、崖っぷちのヤンキース打線が爆発。WS制覇に王手をかけていたドジャースは、同シリーズ初黒星を喫している。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]