レスリング伊調馨選手が国民栄誉賞授与決定(全文1)身が引き締まる思い
受賞を誰に一番伝えたいか
テレビ朝日:テレビ朝日『報道ステーション』のヒラタと申します。このたびはおめでとうございます。今回、国民栄誉賞を受賞されるということで一番どなたにこのことをお伝えしたいですか。あともう1点だけ、国民栄誉賞を受賞される際に盾とともに記念品が贈られるんですけども、伊調さんは何か欲しいものはありますか。 伊調:そうですね、一番伝えたい方、試合のときにやっぱり最後は母が助けてくれたと言ったので母に伝えたい気持ちもあるんですけれども、母はきっとこういうだろうなと思っています。それは死んだ人間に感謝をするのではなくて、生きている人間に感謝しろって言いそうな気がしてるので、これまでやっぱり自分のことを支えてくださった、さっきも言ったように本当、関係者の皆さま、そして私が拠点として一番練習でお世話になった、警視庁第六機動隊の皆さまには本当に横断幕を作ってくださったり、本当に温かく迎えてくださったので本当、一番伝えたい方々かなと思います。 そして私の欲しいものは、やっぱりオリンピックに4度、出場させていただいてこれからまたそういう世界に出ていく機会というのは増えていくと思うので、日本人女性としてお着物だったり、そういった日本人の女性としての誇りである和装の文化というのを伝えていきたいなという気持ちも、この年になって出てきました。だからちょっとおねだりできたらいいなと思います。 司会:ありがとうございました。ほかにご質問、ございますでしょうか。お願いいたします。 【連載】レスリング伊調馨選手が国民栄誉賞授与決定※全文2へ続く