鈴木愛が“二度寝”で2週連続優勝 20代20勝「ことしは違うぞ」
「29歳313日」で、公言していた「20代通算20勝」を達成した。史上9番目の年少記録に「20代での達成は本当に限られた選手だと思うし、そこに入れて光栄。下から追い上げてくる選手もたくさんいると思うけど、自分が上に立って下の世代に示していきたい」と力強い。
あと10勝で永久シードに届く。樋口久子、ト阿玉(台湾)、大迫たつ子、岡本綾子、森口祐子、不動裕理だけの境地へ。「永久シードを獲るチャンスのある日本人はなかなかいないと思う。目指せるところにはいるので、なるべく早くまた1勝を挙げられるように頑張りたい」。30歳を前に、強い鈴木が帰ってきた。(鹿児島県姶良市/内山孝志朗)
<国内女子の20代20勝>
1/不動裕理/26歳314日/2003年「新キャタピラー三菱レディス」(175試合) 2/横峯さくら/27歳283日/2013年「マンシングウェアレディス」(294試合) 3/樋口久子/27歳346日/1973年「ラコステカップ日米対抗」(27試合) 4/ト阿玉/27歳355日/1982年「ミヤギテレビ杯女子オープン」(134試合) 5/森口祐子/27歳362日/1983年「東鳩レディス」(162試合) 6/アン・ソンジュ/28歳69日/2015年「TOTOジャパンクラシック」(147試合) 7/イ・ボミ/28歳84日/2016年「伊藤園レディス」(156試合) 8/全美貞/29歳292日/2012年「CATレディス」(223試合) 9/鈴木愛/29歳313日/2024年「Vポイント×ENEOSトーナメント」(289試合) ※大会名は達成大会、カッコ内は所要試合数