【アメフト】「勝敗を決めるのはファンダメンタル」富士通・山本、パナソニック・荒木の両指揮官が一致 ライスボウル会見
要警戒選手はパナソニックTEレイモンド、富士通RBニクソン
警戒する選手として、富士通の趙主将(LB)は、今季からパナソニックに加入した、TEのダックス・レイモンドを挙げた。レイモンドは、196センチ、112キロ。NFLの強豪スティーラーズのキャンプに2年連続で参加した実力を持つ。趙主将は「まだちょっと映像を十分に見切れていないが、サイズやプレーぶりが、国内にはいない、規格外のプレーをしている。一番警戒しなければいけない」と厳しい表情で語った。 パナソニックの青根主将(LB)は、富士通のRBトラショーン・ニクソンと、WRサマジー・グラントの名を挙げた。「ただ、QB高木(翼)選手や、WR松井(理己)選手も凄い。1人1人に焦点を当ててしまっていては(他の選手が活躍して)苦しくなってしまう」として、「しっかり支えている屋台骨のOL。ここが富士通の一番の武器だと考えているので、まずここをしっかり攻略する」と決意を語った。 両チームは、共に、リーグ戦とトーナメント合わせて7戦全勝。パナソニックはリーグ戦5戦全勝でディビジョンAの1位、富士通も5戦全勝でディビジョンBの1位で、ライスボウルトーナメントへ進んだ。パナソニックはアサヒビールシルバースターとIBMビッグブルーを、富士通は東京ガスクリエイターズとオービックシーガルズを破って決勝までたどり着いた。 パナソニックはライスボウルとしては3年連続10回目の出場で5回目の日本一を目指す。富士通は3年連続8回目の出場で、2度目の3連覇、8回目の日本一を目指す。 両チームは、日本社会人選手権「ジャパンXボウル」時代に3回対戦し、パナソニックの2勝1敗だが、過去2年のライスボウルは富士通が連勝、Xリーグ王座決定戦における対戦成績は、富士通が3勝2敗でリードしている。
アメリカンフットボール・マガジン編集部