34年前のホンダ「CBR250RR」をボロボロの状態から復元! 4気筒250ccの金字塔・MC22が蘇る
このマシン、どうやって海を渡ったの……?
うわぁ、マフラーとか錆びてボロボロですね……。スリランカでCBR250RR(MC22)をフルレストアする動画が公開されています。どうやって海を渡り、30余年の時を経てきたんでしょうか……。 【動画】CBR250RR[MC22]を実際にレストアする様子
言われてみれば、MC22ももう旧車なんですね……
スリランカのYouTubeチャンネル「Restoration of Everything」は、登録者数108万人を誇る人気チャンネル。今回手に入れたのは、1986年のCBR250FOUR(MC14)から進化した果て、1990年に登場し4ストローク250cc4気筒の最高傑作と言われたホンダ「CBR250RR(MC22)」です。どこから発掘してきたのか、外装はなぜかCBR600RRのものが強引に取り付けられていました。 彼らは1年前にエンジンのオーバーホール動画を公開していますが、今回は同じ個体の車両全体をフルレストアしていくようです。 画像(11枚)CBR250RR|オーバーホール CBR600RRらしき外装を剥ぎ取り、機能部品を丁寧に分解していく。噛み込みがひどいものはハンマーなども使用。 バイクを入手した事情は明らかになっていませんが、正規輸出がされていたのかは不明。中古車が業者の手によって輸出され、さまざまなオーナーを経て流れ着いたものなのでしょうか。 それにしても、今見ても当時のCBR250RRは贅沢を極めたつくりですね。数年前に極上オーナー車を試乗させてもらったことがあるんですが、低中回転からトルクがあって高回転域もパワフル。ライトチューンのNSR250Rなら追いすがることも可能と言われたらしいですが、かなり真実味を感じたものでした。 動画は走行するMC22の姿から始まるオーソドックスなオープニング。キャブレターの同調が……とか野暮は申しません。マフラーが換えられているし、セッティングはこれからなのかも? 次に映し出されるのは、ショッキングなまでにボッコボコの燃料タンク。どうしてこんな姿に……という事情は動画の8分頃に明かされます。いや乱暴だなオイ……。 ──こ、これ再使用できるの……? という状態の燃料タンク。