小中学生が かや刈りを体験 合掌家屋の屋根の材料 岐阜県白川村の白川郷学園
世界遺産白川郷の合掌集落を後世に残そうと、地元の小中学生が かや刈り作業を体験しました。 かや刈りは、合掌集落のかやぶき屋根の材料となる茅(かや)を集める作業です。大野郡白川村の白川郷学園では、地域の共同作業「結」の精神を受け継ぐ活動として毎年行われています。 今年のかや刈りは、かやが自生する村内の白弓スキー場跡で行われ、学園の児童生徒やかやぶき屋根職人、保存会のメンバーら約70人が参加しました。 児童生徒たちは、白川郷観光ガイドサービスの上手重一さんから かやの種類や刈り方などを習い、大人の背丈を超える高さに育ったかやを鎌で刈り取りました。 集めたかやは、直径20センチほどに束ねられ、保存する倉庫にトラックで運ばれました。 ※学園の生徒 「白川村の伝統文化のために、みんなと協力してかや刈りをしています」 「『結』の精神を大切にして全員で協力してかや刈りをしています」