「後輩が売れても普通に嬉しかった」芸人生活20年でキングオブコント最年長王者になったサルゴリラに悲壮感がない理由
抜群の演技力と、クセになるキャラクターでお茶の間を魅了する、昨年の『キングオブコント』王者サルゴリラ。幼稚園からの幼馴染で、付き合いは40年にもなるそう。児玉さん43歳、赤羽さん44歳での『キングオブコント』優勝は歴代最年長となりました。芸歴は実に20年にのぼりますが、「悲壮感がない」と言われるおふたりの素顔に迫りました。 サルゴリラ 児玉智洋、赤羽健壱からなるコンビ。高円寺出身の幼馴染。NSC東京9期生。2023年『キングオブコント』王者。テレビドラマに出演し、高い演技力で俳優としても活躍。しずる、ライス、中村元樹との演劇チーム『メトロンズ』としても活動している。 児玉智洋X:@DAMADAMA123 Instagram:@damadama456 赤羽健壱X:@akabass Instagram:@akabass YouTube:サルゴリラYouTube『幼なじみチャンネル』
シェアハウスの仲間はあの売れっ子
――芸人人生20年でやっと掴んだ栄冠と聞くと、ものすごく苦労人という印象を受けるのですが、おふたりを見ていると、あまり悲壮感がないのが印象的です。 赤羽健壱さん(以下、赤羽):「悲壮感がない」はよく言われますね。 児玉智洋さん(以下、児玉):周りに言われて気づきました。 ――児玉さんは一時、ピース又吉さん、パンサー向井さんとシェアハウスで暮らしていらっしゃったそうですね。後輩が売れる中で、焦ったりしなかったんでしょうか? 児玉:一緒に住んでる時に又吉が芥川賞を受賞したり、向井もより売れて。でも、普通に嬉しかったですね! なんか普通にシェアハウスを楽しんじゃってて。すごい楽しかったですね。他のメンバーが家賃を多く負担してくれていたので、僕が払っていたのは5万円だったんです。5万円で恵比寿に住めるんだ! って思いました。
――児玉さんは、20歳ぐらいの時に、ご実家の状況が急変したことがあったそうですね。 児玉:親が多額の借金を背負ったことで、貧乏になっちゃったんです。 ――実家に頼れない状況で、ご結婚されてお子さんもいますが、その辺のプレッシャーとかもなかったんですか? 児玉:それが、大丈夫なんですよね……すいません(笑)。 赤羽:記事にしづらいですよね。苦労してよ(笑)。 児玉:あ、でも、シェアハウスが解散して、一人暮らしを始めた時は、毎日ラーメン二郎を夕方一杯食ってしのいでましたよ。