長嶋茂雄が人知れず財団法人を設立していた理由とは 関係者が語った現在の病状
一茂氏が父の記念品を勝手に売却したことも
なぜ財団が設立されたのか。K氏に尋ねると、 「(長嶋氏の個人事務所である)オフィスエヌに聞いてください」 と言うのみ。 「財団法人とは、資金や物の活用を目的とした法人です」 とは税理士の浦野広明氏である。 「長嶋さんは、金銭はもちろんトロフィーなど価値あるものをたくさん保有している。それを財団に拠出することで、自身の財産を有効に管理、活用し、将来にわたって散逸を防ぐという目的もあるのでは」(同) 実際、過去には長男の一茂氏が父の記念品を勝手に売却したなんて苦い出来事もある。 オフィスエヌにも設立の趣旨を聞いてみたが、回答はなかった。 浦野氏は、財団の設立にはまた別のメリットもあると言う。 「こちらに拠出や遺贈をすれば、その分、結果として相続の対象となる財産が減り、相続税対策にもなり得ます」 この2月には米寿を迎えたミスター。「終活」も抜かりなしといったところか。 「週刊新潮」2024年4月11日号 掲載
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