中国人民銀の潘総裁、不動産市場にいくつかの「明るい」兆し
(ブルームバーグ): 中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は25日、同国不動産市場について、いくつかの「明るい」兆しが見られるとしたほか、長期の健全かつ安定した発展に向けた「しっかりとした基盤」があるとの見解を示した。
北京で開催された中国発展ハイレベルフォーラムでの発言が、人民銀のウェブサイトに掲載された。潘総裁は不動産市場の変動が中国の金融システムに及ぼす影響は限定的だと述べた。
地方の債務リスクを解消しようとする中国の取り組みは効果を発揮しつつあると指摘。金融セクター開放に向けた取り組みを継続するとも表明した。詳細には触れていない。
このほか、中国は2024年の国内総生産(GDP)伸び率目標である5%前後を達成可能だと述べたほか、カウンターシクリカル(反循環的、逆周期)な政策調整を強化すると語った。
原題:CORRECT: PBOC Chief Sees ‘Positive’ Signals in Property Market(抜粋)
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Li Liu