子供に戻ってはしゃげる「卓球バー」は、おっちゃんらの憩いの場/大阪
最近、大阪で「卓球バー」がちょっとした注目を浴びている。卓球バーは東京が発祥だが、大阪には9年前に初めて1軒がオープンし、現在は3店舗が営業している。3軒目がここ「パレット」(大阪市中央区本町)で、昨年9月に産声を上げた。店内は約60坪と広々としており、中央に卓球台が1台。その周りにずらりと席があり、マックスで90席。カウンター席も設けられている。意外と年配サラリーマンが多く、仕事帰りの息抜きに立ち寄る人が増えているようだ。
今、なぜ「卓球バー」なのか?
オーナーの前田直輝さん(32)は、こう話す。 「僕はかつて卓球をやっていたとか、趣味が卓球とかでは全くなく、以前、卓球バーで働いていて、その空間がすごく好きだったんです。それで自分で店を出しました。男性は30代から50代、女性は20代から40代の客層です。まあ、大阪のおっちゃんたちが懐かしがって遊んでます。マジで試合をする人もいれば、単におもしろがってラケットを握る人もいます。それに、お客さん同士がものすごく仲良くなれる。週に3、4回来る人もいますよ」 ダーツ・バーもプール・バー(ビリヤード)も本格派の店が多いが、ここはかなり気軽な感じで、憩いの場と言ってもよく、値段も安い。「子供に戻れる大人のバーというのがコンセプトです」(前田さん)と言い、卓球だけでなく、人生ゲームやトランプ、オセロ、けん玉といったお遊びグッズも多数そろっている。チャージ300円。生ビール600円などドリンクは100種類以上。フードはピザ850円、シーザーサラダ650円など40種類ほど。卓球は無料だ。飲み放題プランや貸切プランなどもある。 平日は午後6時から午前3時まで営業中。仕事で疲れた時、こういうバーでくつろぐのはどうだろうか。問い合わせは、バーラウンジ・パレット(06・6210・3711)まで。 (文責・フリーライター 北代靖典) 地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.68393199999998&lon=135.5017585&z=17