環境破壊につながる!? 意外なヘルシー食品4選
ご存じの通り、健康的な食生活は幅広い食べ物と栄養素から成るけれど、その中でも特に頻繁に食べている物がいくつかあるはず。例えばアボカド。潰してワカモレにしたり、朝食のトーストに塗ったり、チョコレートと混ぜてプディングにしたりと汎用性が非常に高い。アーモンドに代表される各種ナッツも、植物性のバターやミルク、小麦粉の代用品などに使われている。 【写真】モデルがおすすめ!環境に優しい「スニーカーブランド」5選 ただ、このようなヘルシーフード、体にとっては文字通りヘルシーだけれど、地球にとってはそうじゃない。 一部の定番食品の過剰消費は環境に破壊的な影響を及ぼしている。その主犯格と言える食品は以下の通り。イギリス版ウィメンズヘルスから詳しく見ていこう。
肉
肉が環境に与える負荷は広く報道されている。国連食糧農業機関の報告によると、畜産業はいまや食品から発生する温室効果ガス総排出量の50%、そして世界の温室効果ガス総排出量の18%を占めている。 世界的な食品会社の主要投資家たちは現在、この業界に対して“植物タンパク源の多角化”を呼びかけている。畜産業の投資機関ネットワークFarm Animal Investment Return & Risk(FAIRR)創設者のジェレミー・コラーも「徹底した家畜生産による環境の汚染度は、いまの時点でもう高すぎます」と警告する。 これからは、黒豆やピープロテインで必須栄養素のニーズを満たして。
アーモンド
ミルクにしても、バリバリ噛んでも、パンに塗ってもおいしいアーモンドが特別な存在であることに異論はないはず。他のナッツよりタンパク質、食物繊維、カルシウム、ビタミンEが豊富なアーモンドは、1日中活躍する究極のヘルシースナック。でも、私たちのアーモンドへの執着は生態系に大きな負担をかけている。 米国地質学会の調査結果によると、カリフォルニア州ではアーモンドを育てるための土地が増えたことで水の需要量が27%増加した。干ばつという問題を抱える州にとっては痛い話。また、湿地面積を16000エーカー以上に広げたことで、すでに十分減少中のミツバチの個体数がさらなる危機にさらされている。 今週は、パンケーキに塗るバターナッツの量を少しだけ減らしてみない?