酒井藍がキスシーン 大坂の陣新喜劇・女たちの戦国時代
酒井藍が主演 大坂の陣新喜劇・女たちの戦国時代 THE PAGE大阪
吉本新喜劇特別公演「大坂の陣新喜劇番外編~女たちの戦国時代~」が、大阪・中央区のなんばグランド花月で上演されている。これは女形で出演する男性ゲスト以外は、すべて女性キャストで固めた初の女だらけの新喜劇だ。主役は「体重100キロ超え」とも噂される吉本新喜劇女優、酒井藍(28)。独特のキャラで場内を沸かせ、しっとりとしたキスシーンにも挑んだ。公演は27日まで。
史上初となる女性だらけの新喜劇
昨年10月、今年4月と上演され、好評を博した特別公演「大坂の陣新喜劇」だが、今回はその第3弾。史上初となる“女だらけ”の新喜劇で、豊臣秀頼など男役もすべて女性が演じ、女優陣の魅力を前面に打ち出した舞台となっている。 物語は、現代の落ちこぼれ「アイドル」の酒井藍や福本愛菜らが、400年前にタイムスリップして騒動を起こすというもの。冬の陣と夏の陣の間の1カ月を描いており、秀頼(金原早苗)と酒井の恋愛話が軸になっている。2人の豚小屋でのキスシーンもある。 酒井は新喜劇に入って8年。初めての主役だというが、飄々としたキャラで、会場の笑いを誘った。それをすっちー(淀君役)や、芸能事務所社長役の末成由美、悪役を演じた大野修理役の未知やすえなど、ベテランの新喜劇団員らが盛り立てた。
歴史的な大坂の陣とお笑いの融合
出演は主役の酒井藍のほか、若井みどり、末成由美、浅香あき恵、未知やすえ、島田珠代、高橋靖子、五十嵐サキ、宇都宮まき、ぢゃいこ 前田真希、金原早苗、井上安世、岡田直子、なかのよいこ、福田多希子、小寺真理、福本愛菜など、まさに女優陣が勢ぞろいだ。 また、ゲストはすち子、アキ、桑原和子。島田珠代(お妃候補を指導する講師)、桑原和子(祈祷師)、末成由美らはそれぞれ自分のギャグを炸裂させるなど、笑いが絶えない新喜劇となっている。 歴史的な大坂の陣とお笑いの融合で、タイムスリップするというSFチックな内容も効果的と言える。「大坂の陣新喜劇番外編~女たちの戦国時代~」は27日まで。 (文責/フリーライター・北代靖典)