ソニー・ピクチャーズ、米映画館運営アラモ・ドラフトハウスを買収
(ブルームバーグ): ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)は、映画鑑賞中に食事ができるサービスを初めて提供した映画館チェーン、アラモ・ドラフスハウス・シネマを取得した。
両社が12日の発表資料で明らかにした。取引条件は示されなかった。アラモ・ドラフスハウスはカリフォルニア州カルバーシティに拠点を構えるソニー・ピクチャーズの体験型ビジネスに重点を置く新部門で統括される。マイケル・クスターマン氏は引き続きアラモ・ドラフスハウスの最高経営責任者(CEO)を務め、25の都市圏にある全店舗は営業を続ける予定。
アラモ・ドラフトハウスは北米で7番目に大きい劇場チェーンで全米に35の劇場を展開している。
この買収はハリウッドの興行収入と全米の劇場の観客動員数に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの回復が見られない中で行われた。映画業界は昨年のハリウッドの脚本家・俳優のストライキに関連した制作の遅れで打撃を受けている。今年の夏の映画シーズンは出足が遅く、メモリアルデーの連休中の興行収入は過去数十年間で最悪となる可能性がある。
しかしアラモ・ドラフスハウスは400万人のコア顧客を抱えているとしており、昨年の興行収入は前年比30%増となった。
原題:Sony Acquires Alamo Drafthouse Theater Chain in Experiences Push(抜粋)
--取材協力:Thomas Buckley.
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Brandon Mioduszewski