蒔田彩珠インタビュー 幸せな日常のまま最後を迎えたいという気持ちをなるべく明るく意識して演じた『ハピネス』
行動力は‥‥
――猫は癒しですよね。ちなみに【由茉】は行動力がありますが、蒔田さん自身は行動力がありますか。 あると思います。“やりたい”と思ったことはやっちゃう性格です。極めている趣味は少ないのですが、例えば編み物を始めたり、楽器を始めたり、やりたいと思ったらすぐにネットで注文します(笑)。でも編み物とギターは極めている最中です。編み物だと最近はニットの帽子を作っていますね。 ――作られた帽子は自分で被られたりするのですか。 はい、自分で使っています。ギターは映画『志乃ちゃんは自分の名前を言えない』(2017)がきっかけで始めたんです。全然出来なくて、諦めかけていたのですが、ちょっと出来るようになったら楽しくて。それからずっとやっています。 ――弾き語りも出来るのですか。 はい、歌いながら弾くこともあります(笑)。ギターは弾けるようになるとより楽しいですよ。 ――今後やりたいことはありますか。 最近はゲームを始めたいと思っています。兄が2人居るのですが、2人ともゲームが大好きなんです。今年は是非、大好きなホラーのジャンルのゲームをしたいと思っています。 ――最後に今年の生き方の目標を教えて下さい。 今年は新たな出会いも色々とあって環境が大きく変わりはじめた年でもあります。これからもきっと色々な人との出会いがあると思います。ひとつひとつの出会いを大切に生きていきたいと思います。 ――女優として挑戦したいジャンルはありますか。 最近は映画出演が多かったので、最近やっていなかったドラマや舞台をやっていきたいと思っています。初めて挑戦した舞台が音楽劇だったので、また音楽劇をやってみたいですね。 さて、蒔田さんがホラー映画が好きというので一番好きなホラー作品は何か聞くと、『ババドック~暗闇の魔物~』(2014)というオーストラリアのホラー映画の名前が出てきました。私はホラー映画が好きで早速、拝見。自分自身も子供がいるので母子モノ、しかも絵本が巻き起こす恐怖という内容が自分にはリアルすぎて存分に楽しめましたよ。そんな蒔田さんが出演する『ハピネス』は、悲し過ぎる運命を背負いつつ今を思いっきり楽しもうとする愛の物語で、衣装も小物も世界観も全て可愛くて大好きな作品でした。
取材・文 / 伊藤さとり(映画パーソナリティ)