「新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』京都南座 衣裳展」尾上松也・尾上右近がプレオープン記念トークショーに登場!
4月13日(土)より京都・南座で開催されている「新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』京都南座 衣裳展」。 【全ての写真】トークショーの模様はこちら 昨年7月、東京・新橋演舞場にて上演され、話題を呼んだ新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐(つきのつるぎえにしのきりのは)』で実際に俳優が着用した衣裳やかつら、小道具の数々を間近で鑑賞でき、さらに実際に花道や舞台上を歩いて俳優気分を味わいながら鑑賞できるとあって、ファンにはたまらないイベントとなっている。 衣裳展の開幕に先駆け、プレオープン記念トークショーが行われ、三日月宗近役・尾上松也と、小狐丸役・尾上右近、脚本を担当した松岡亮(松竹株式会社)が南座に登場! さらに、急遽松也と同じく演出を担当した尾上菊之丞も登壇。衣裳展の見どころ、衣裳や小道具についてのこだわりや、製作秘話などを語ってくれた。 【南座への想いや思い出は】 松也「以前、花形歌舞伎や新作歌舞伎に出させていただいたり、たくさん思い出はあるのですが、実は2018年に南座が新開場して以降、歌舞伎の出演がないんです。でも今日、南座で刀剣乱舞歌舞伎の衣裳が並んでいるのをみて、あれ、南座でやったっけな?と思うくらい、違和感なかったです」 右近「先月は『三月花形歌舞伎』にも出演させていただいて、自分を育てていただいているという実感のある劇場です。刀剣乱舞歌舞伎の雰囲気に包まれている南座を見て、南座で上演したような、やらなきゃなという気もしますね」 松岡「刀剣乱舞の歌舞伎をやろうとなったときに、最初にそのお話を受けたのが南座だったので、プロジェクトが動き出したのは南座なんです。そう思うと感慨深いですね」 【衣裳やかつら等のこだわりは】 松也「一番苦労したのは髭切と膝丸です。原作では二人は洋装だったので、そこをどうするかと一番試行錯誤した思い出があります。丈の違いを出すために羽織の長さを変えたり、肩掛けスタイルにしたり。他の刀剣男士たちも、あえてシンプルな装飾にしたりと、こだわりが詰まっています」 菊之丞「衣裳を仕立てるにはギリギリのタイミングでしたが、三日月宗近は裃姿をお願いして拵えていただきました。実際の舞台でもすごく映えたので、作ってよかったと思います」 【衣裳展についてメッセージ】 松也「シネマ歌舞伎でも公開中の新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』ですが、こちらの衣裳展で間近で雰囲気を感じていただければ、さらにお楽しみいただけると思います。また刀剣乱舞歌舞伎が再演できるよう、応援いただければありがたいです」 右近「実はまだ役をいただいていないときに、伏見稲荷大社に伺って、“ここは小狐丸が生まれた場所なんだよ、役が小狐丸だったらすごいよね”なんて話をしていたら、本当に小狐丸のお役をいただけて。京都にやはりご縁があるんじゃないかと思っております。ぜひこのイベントも盛り上げていただければありがたいです」 イベントは、新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』や衣裳展についてたっぷり語ったのち、来場した観客を対象したプレゼント企画の抽選やフォトセッションも行われ、盛況のうちに幕を閉じた。