松山・北条の大正創業旅館、民泊で再出発 1日1組限定 野菜収穫や釣り体験提供
1926(大正15)年創業の旅館で、ビジネス客らに愛されながらも、経営不振などで2001年に閉館した「室屋」(松山市北条辻)。3代目経営者だった室岡孝二さん(77)の子どもたちが「北条にいい場所があることを人々の記憶に残したい」と、24年9月上旬に民泊「むろや」として復活させた。1日1組限定で宿泊客を受け入れている。 自然豊かな北条の魅力を国内外に発信しようと、野菜の収穫や魚釣りなどの体験プログラムを用意。中庭を使ってのバーベキューもプライベート空間を確保でき好評だという。 宿泊料金は平日1泊1人1万円~。1人増えるごとに5千円が加算される(最大8人)。民泊予約サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」やフェイスブックのメッセージなどから予約する。
愛媛新聞社