レガレイラが激闘から一夜明け 楠助手「雰囲気はいつも通り」 工夫した調教が結実し偉業達成
有馬記念(G1、芝2500メートル、22日=中山)で64年ぶりの3歳牝馬優勝を果たしたレガレイラ(牝3、木村)が23日、一夜明けた茨城・美浦トレセンで元気な姿を見せた。 レースを終え、昨日の午後8時前に帰厩。楠助手は「気持ちを切り替えられる馬なので、雰囲気はいつも通り。馬体はこれから見て確認するが、食欲の方では大きなダメージはなさそう」と様子を明かした。 今年はもどかしい競馬が続いていたが、最後の最後に実力を証明。レースはゲートから検量室へ戻るバスの車内にあるテレビから見ており「際どかったけど、周囲からは『多分勝ってる』って言われて、半分勝った気でいました(笑い)」と明かした。 ここまでの戦いから一変して、好位からの競馬となったが、これについては「前からこういう競馬がしたかったが、できなかった。最初からスピードを上げて調教するなどの工夫して、今回改善されたのかなと」と効果を感じていた。 来年からは主役の一頭としての戦いが待っている。「馬に異常がないか確認し、一度ノーザンファーム天栄に放牧へ。牝馬なのでこれからのメンタリティが大事になる。しっかり見極めて、馬が気分良く走れるようにケアしていきたい」と今後を見据える。