ルカクが決勝弾! 3試合ぶり白星のナポリが首位キープ…ラニエリ体制のローマは黒星発進
セリエA第15節が24日に行われ、ナポリとローマが対戦した。 ここまで12試合を消化し、8勝2分2敗・勝ち点「26」という成績を収めているナポリ。前節は昨シーズンの覇者インテルとの大一番をドローで終え、首位の座をキープすることに成功した。一方のローマは開幕直後から不振が続き、第4節終了後にダニエレ・デ・ロッシ元監督、前節終了後にイヴァン・ユリッチ前監督の解任に踏み切った。今節は今シーズン3人目の指揮官となるクラウディオ・ラニエリ監督の初陣。首位の座を守りたいナポリと12位からの立て直しを図るローマ。果たして軍配はどちらのチームに上がるだろうか。 序盤は両チームがチャンスを作り合う。2分、相手を押し込んだ状態でボールを保持したナポリは、ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォがボックス右角付近から絶妙なクロスを供給。ファーサイドでフヴィチャ・クヴァラツヘリアがフリーとなっていたが、ヘディングシュートは枠の左へ外れる。一方のローマは4分、鋭い出足を見せたジャンルカ・マンチーニのボール奪取を起点にロレンツォ・ペッレグリーニがミドルシュートを放ったが、これも枠を外れた。 その後はホームのナポリがボール保持率を高め、ローマを押し込む展開となる。クヴァラツヘリアとマッテオ・ポリターノの両翼が起点を作り、両サイドバックはスコット・マクトミネイが絡んだ攻撃からいくつか惜しいシーンを作る。劣勢となったローマだが最終局面では粘り強い対応を続け、ナポリに得点を与えず。前半はスコアレスのまま終了した。 試合の均衡が破れたのは54分、クヴァラツヘリアのサイドチェンジを受けたディ・ロレンツォが巧みな胸トラップでボックス内右へ侵入。そのまま中央へ折り返すと、古巣対戦のロメル・ルカクが体を投げ出して押し込み、ナポリが先制に成功した。ビハインドを追ったローマは66分に決定機。アンヘリーニョの絶妙なFKにアルテム・ドフビクが頭で合わせたが、ヘディングシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。 終盤にかけては互いにフレッシュな選手を投入し、緊迫した展開が続くも、ローマは最後までナポリの堅守を崩すことができず。試合はこのまま1-0で終了し、ナポリが首位の座をキープしている。一方のローマはラニエリ体制の初陣を白星で飾ることができなかった。次節、ナポリは12月1日にアウェイでトリノと、ローマは同2日にホームでアタランタと対戦する。 【スコア】 ナポリ 1-0 ローマ 【得点者】 1-0 54分 ロメル・ルカク(ナポリ)
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