左脚切断を決断した河合紫乃さん(32) かつて打ち込んだバドミントンでパラリンピック出場目指し 富山
2度にわたりパラリンピックの過酷な予選大会を戦い抜くも、目標に届きませんでしたが、左脚に障がいを持った自分と向き合い続けた8年間は、今の自分を認められる大切な時間になりました。 ■メダルを取るため最善の選択を そして新たな挑戦へ。 河合さん:「自分が何を目的にしているかっていったらパラリンピックでメダリストになること。それは競技はなんでもいいと思っているから、それだったらフェンシングに固執する必要もないし、(メダルを)取れる方を選べばいいのかなって思っているから」「自分に向き合えて、受け入れたからバドミントンに行きたいってなったのかなって」 目標のパラリンピックに出場しその先のメダル獲得へ。 河合さんが新たに挑戦するパラバドミントンは立ってプレーすることができない車いすカテゴリーと、義足などで立ってプレーすることができる立位カテゴリーに大きく分けられます。 河合さんは車いすの高度な操作が求められる車いすカテゴリーよりも、競技をしていた頃の感覚にも近い立位カテゴリーで挑戦したいと考えています。 河合さん:「実際に切ってみてどこまでできるかっていうのが分からないから、選択は2つあるっていう感じ。ただ、私の健常者目線で見る限り、義足でやった方が、結果が出る。これが答えです」 ■ロス五輪へ…新たな挑戦が始まる パラリンピックに出場しメダルを獲得するために義足になることを選んだ河合さん。 今回の手術で河合さんは感覚がほとんどない左脚の付け根から下を切断する予定です。 河合さん:「本当に目で見て無くなるから体の4分の1が。だからまた違う感情にもなると思うし、また新しい葛藤も出てくるかもしれないし、だけど自分で選んだ道だから後悔はしないと思うし」「今まで以上に覚悟を持ってバドミントンに向かわなきゃいけないっていうのはすごく思っていて甘いもんでもないなって2028年も。だけど自分が挑戦できる限り挑戦していきたいかなって」
2028年のロサンゼルスパラリンピックを目指し、河合さんは6月9日、手術に挑みます。
チューリップテレビ