35歳でメジャー挑戦の菅野智之が口にした覚悟「自信があります」「不安、心配ごとはなくて…」
巨人から海外FA権を行使して、オリオールズと1年1300万ドル(約20億円=契約発表時のレート)で契約した菅野智之投手(35)が19日(日本時間20日)、オンラインで入団会見を行った。 菅野はオリオールズ入り決断の理由を「素晴らしいピッチングスタッフと、プレーオフ、ワールドシリーズを勝ちたいという熱意が伝わってきましたし、純粋にそこで投げてみたいなという思いで決断しました」と説明。35歳で飛び込む新天地での挑戦へ「ワールドチャンピオンを狙えるチームに入ったからこそ、日本では日本一になれなかったので、ワールドチャンピオンになることを1番の目標にやっていきたいなと思っています」と決意を口にした。 20年にポスティングシステムでのメジャー移籍を目指したが、コロナ禍だったこともあって巨人残留を決断。35歳、1年契約で夢舞台へ旅立つことになった。オリオールズでこれまでプレーした選手は上原、藤浪の2人だけ(和田は契約もメジャー登板はなし)。ボルティモアも決して日本人が多い街ではないが「いや、全くそこ(の不安)はなくて。僕は本当に、野球で勝負していくんだという強い気持ちしかないので、そこは全然考えていないです」と強い気持ちを口にした。メジャーで大きく環境が変わることについても「僕は何も不安、心配ごとはなくて、こっち(巨人)でやってきた12年間の経験は確実に生きると思うので、どんな環境でも適応する覚悟で今回、アメリカに来ているので、その場になってみないと分からないですけど、いろんな部分で順応していけばなと思っています」と自信をのぞかせた。 自身の投球についても「もちろん僕は100マイル(約161キロ)を投げられるわけでもないですし、ものすごい変化球があるわけでもないので、ただコントロールやコンビネーションというところに関しては、アメリカでも勝負していける自信がありますし、なにかスタイルを変えるのではなくて、いま持っているものでどこまで通用するかというのをまずは試してみたいです」と胸を張って、現地記者に説明していた。
報知新聞社