「今年の広報担当どうしたんや…泣く」J1札幌のスタッフが今季初勝利後に発した「光&暗がりの映像&メッセージ」が涙を誘う!「中の人がこんな投稿してるのを見るのは初めて」の声
4月6日、J1リーグ第7節の1試合が行われ、北海道コンサドーレ札幌が本拠地で今季初勝利を掴んだ。 ■【動画】「今年の広報担当どうしたんや…泣く」と注目された、J1札幌のスタッフが今季初勝利後に発した「光と暗がりの映像」■ 長いトンネルだった。第7節を前にした時点でのJ1・20チームにおいて、未勝利だったのは札幌だけ。1分6敗と苦しいスタートとなった中で、順位表では名前が一番下に記されるようになった。7試合目で迎えた相手は対照的なスタートを切ったガンバ大阪。ここまで消化した5試合で無敗を貫くチームだった。 札幌はこの試合で思い切ったメンバーを送り出す。今季は途中出場が1試合のみだった大森真吾を先発メンバーに抜擢。センターFWとして送り込んだ。新風を吹かせたチームは粘り強く戦い、後半28分に先制する。チームのバンディエラで背番号10を背負う宮澤裕樹がゴールネットを揺らしたのだ。 その1点を守り切って試合は終了。最少得点ではあったが、1万人の観衆が集まった札幌ドームで初勝利を掴んだ。 苦しい時間が長かっただけに、チームスタッフにとっても感慨深いものがあった。試合後、公式エックス(旧ツイッター)に、1本の映像とメッセージを投稿している。少し長いが、全文を載せる。 「選手を乗せたチームバスが、今季初勝利をつかんだ札幌ドームから出発しました。 長いトンネルを抜け、ここから明るく登っていけますように。 選手たちが、勝利という形で報われてほしいと思っていました。 サポーターの声援は、1点をリードしても、終盤のピンチでも、常に最大の声量でした。 監督、コーチ、トレーナー、マネージャー、三上GMも、それぞれの立場・役割で、チームが前に進めるよう懸命でした。全てが報われてほしいと思っていました。 ここまでの悔しさはこの1勝だけでは晴らせませんが、ここから前に進めるように、ファン・サポーター、選手、チーム、フロントが一体感を持てるように努力を続けます。 本日のご声援、ありがとうございました。」
■「今年の広報担当どうしたんや…泣く」
このメッセージとともに投稿された映像は、赤と黒をまとったチームバスが、札幌ドームから帰るものだ。暗い建物の中から、光にあふれる外へと走り出す様子は、この日の札幌にまさしくピッタリなもの。それだけに以下のような声が寄せられ、ファン・サポーターの涙を誘った。 「中の人がこんな投稿してるのを見るのは初めてです。すごい好感持てます」 「これから逆襲が始まる!」 「読んでて鼻の奥がつーんと…みんなが待ち望み、願っていた勝利 ここから明るい道がひらけますように」 「よほど嬉しくて、話したいこともいっぱいあったんだろうな。中の人がいつになく饒舌。我々は信じてついていくだけです」 「地下鉄で読んだらダメなヤツ泣いちゃったよ」 「今年の広報担当どうしたんや…泣く」 「泣かせるぜ」 今季の勝点を4としたが、順位は最下位のまま。しかし、この1勝がチームに自信を与え、大きく変わるきっかけともなりうる。だからこそ、次の試合は負けられない。札幌は挑む第8節は、4月12日に行われるアルビレックス新潟戦。大観衆が予想される、デンカビッグスワンスタジアムでの一戦だ。
サッカー批評編集部
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