自分の気持ちを「はかる」、見えないものを可視化する探究プロジェクトに滋賀大学の学生と小学生が挑戦
特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールは、滋賀県の協働事業「こどなBASE」において、滋賀大学と連携して「はかる」をテーマにしたワークショップを11月14日(木)に開催する。この取り組みは、計量・包装機器メーカーの株式会社イシダも協力する産官学民連携のプロジェクトとなる。 【画像】株式会社イシダの社員による講義を10月24日に実施 同ワークショップは、居場所の空気感や子供たちの気持ちなど、目に見えないものを可視化する「はかる」がテーマ。「測る」「計る」「量る」の視点から、滋賀大学の学生と彦根市内の放課後児童クラブに通う小学生が対話を通じて探究を進める予定だ。 「はかる」技術は、AIやICT技術の発展によって、ビッグデータ活用、分析手法の発達、客観性を担保するための数量・定量化など、さまざまな場面で活用されている。今回のプロジェクトでは、社会からのニーズが高まる理系的素養の1つを「問いを立てる能力」であると設定し、子供たちの「こうしたい」「こうなるといいな」という潜在的なニーズや願いを可視化する。 今回のプロジェクトは、環びわ湖大学・地域コンソーシアムによる理系人材育成体験プログラム事業の助成を受け、滋賀大学の講義として全8回で構成され、経済学部の計12名が履修予定となっている。今後の予定は、以下の通り。 □小学生向けワークショップ ・日時 11月14日(木)14時30分~17時40分 ・場所 14時30分~15時15分 滋賀大学・彦根キャンパス校舎棟 第8講義室 〒522-8522 滋賀県彦根市馬場1-1-1 15時45分~17時30分 彦根市内放課後児童クラブ ・内容 子供たちとの対話を通じて見つけた「はかりたいもの・こと」を可視化するワークショップを実施 □成果報告会 ・日時 11月28日(木)15時~17時30分 ・場所 滋賀大学・彦根キャンパス校舎棟 第8講義室 〒522-8522 滋賀県彦根市馬場1-1-1 ・出席者 株式会社イシダ、彦根市教育委員会事務局生涯学習課、大学と連携したSTEAM事業に関心を持つ企業など ・内容 ①こどなBASEによる大学連携プロジェクトとSTEAM体験プログラムの概要説明 ②参加企業と学生たちの対話型ワークショップ ③学生たちによる実践報告(10分発表+と3分講評)×4グループ こどなBASEは、自治体や団体、教育・福祉機関と連携して子供と地元企業をつなぎ、滋賀県の持続可能な社会づくりを目指している。
こどもとIT,正田拓也