個性的自転車の祭典、ハンドメイドバイシクル展ビルダー突撃訪問編|BC Station#39
EQUILIBRIUM CYCLE WORKS/エクイリブリウムサイクルワークス
チタン製のオールロードを得意とする工房「EQUILIBRIUM CYCLE WORKS」。マッペさんほかシンゴさんの友人にもユーザーが多い品川区大崎の工房。こちらはマッペさんオーダーの白いロードバイク。チタンながらあえてホワイトだが、塗装ではなく、セラミックコーティングで塗装の倍の強度という。塗装よりかなり薄いのでシートポストにコーティングしても径に影響はないという。 ハブダイナモのコードを内装したブルべマシン。これでオーナーはパリ~ブレスト~パリを走破。フォークの中にバッテリーも入っている。
SILK/絹自転車製作所
片倉自転車工業出身で、ジャイアントの設計もしていた経験もある荒井さん。自転車レストアの達人でもありながら、新たなイノベーションも生んでいる。今回、絹自転車製作所で見つけたのは、見たことのないフォールディングバイク、シルクテンション。ダウンチューブがひもなので、あっという間に折りたためる。じつは片倉は、第二次世界大戦中に世界初の小径フォールディングバイクを作った会社とか、そのスピリットを継承している。
BYOB FACTORY TOKYO/ビョブファクトリー東京
誰でも自転車のフレーム作りを体験できる場所、「BYOB(Build Your Own Bikes) Factory」。自分で使うものを自分で作ろうという意味だ。ローカルに自分のための自転車を作れる場を作りたいと新宿区下落合にファクトリーを作った。カーゴバイクなどユーティリティーバイクを作る人が最近は多いそう。 カーゴフォーク、バカンスサイクルズと共同で製作したカスタム用カーゴ付きフォーク。こちらは製品版で7万円となかなかリーズナブル。最近は日本製のほうが安いという時代がもう来ているとも。 BYOBを通じたクリエイターたちの自転車を多数展示。目を引く木の自転車は、北海道の工房ピークスファーベルによるもの。地域で手に入る木材資源を活用した持続可能な自転車製作。2mmの厚さに加工した木を貼り合わせて製作、シートチューブレスだが、乗り心地はけっこうしっかりしているという。