村田の不可解判定負けは「無効試合にすべき」と世界的プロモーターが主張
現在、まだWBAからの再戦指令は、正式な発令とはなっておらず、村田サイドがエンダムとの再戦を選択するか、そもそも村田自身が再起するかも決定していないのだが、もしエンダムとのダイレクトリマッチの方向で進むとしても、ハードルが存在していることも明らかになった。 この村田ーエンダム戦の勝者が、WBA北米ミドル級王者であるロブ・ブラント(26、アメリカ)と指名試合を行うことが義務づけられていたと同サイトが報じたもの。ブラントのプロモーターであるグレッグ・コーエン氏が「メンドーサ会長が再戦を命じるような報道があるが、ダイレクト再戦するには、私たちの合意がいる」と発言した。 ブラントは、プロ戦績は22勝無敗(15KO)のホープ。アマチュア出身で、2009年に全米選手権で優勝、2010年にはナショナルゴールデングローブで王者となっている。ちなみにプロモーターもブラントも村田ーエンダムの判定についても「恐ろしい判定が出た」と語っている。 ただ、ロブ・ブラント側は、強行に「村田との再戦より先にエンダムとやらせろ!」と主張しているわけではなく、村田ーエンダムの再戦を優先させるために話し合う余地があることをほのめかしている。 村田サイドが、エンダムとの再戦を受け入れ、タイトルを奪取した場合、ロブ・ブラントと初防衛戦を行うことが義務づけられることが濃厚だろう。いずれにしろ、村田の今後の動向について日本のファンだけでなく、世界のボクシングファンや関係者が注目している。