世界のこんまりも実践しているクローゼットの片づけ術。徹底的に効率化するために必要なことは計画・可視化・分類・評価、さらに…
クローゼットのなかは、常に整然とした状態にしておきたいもの。手持ちのアイテムが一目でわかり、簡単にコーディネートができるようにしておけるとベストです。 【写真集】クローゼットの断捨離を効率よく行う方法。プロが説く黄金ルール8 ただ、そのためには不要になったものを定期的に処分して、整理整頓しておくことが重要です。とはいえ、思い出のあるものなど、なかにはもう着ないことがわかっていても、手放し難いものも。 もうずいぶん長い間、衣類の断捨離を先延ばしにしているという人のために、イギリスの『グッド・ハウスキーピング』誌のファッション・エディター、ジョー・アトキンソンさんと、ファッションライターでスタイリストのアナマリー・オコナーさんから、効率よく断捨離を行う方法を教えてもらいました。「10の黄金ルール」を参考に、すっきりきれいになったクローゼットで、春を迎えましょう。
計画を立てる
一気に終わらせるため、断捨離を行う日をあらかじめ決めておきましょう。手持ちの衣類が平均的な量なら、4時間ほどあれば完了するはずです。もちろん、まとめて時間を取るのが難しい場合は、何回かにわけて行うこともできます。
すべて「可視化」する
まずはクローゼットにあるものをすべて、ベッドの上に広げてみましょう。そして、ひとつひとつのアイテムを確認しながら、「キープ」「売却」「寄付」の3つのグループに分類します(山積みでOKです)。 キープするのは、「(愛用している黒のパンツなど)本当に必要なもの」と、「(何となく好き、ではなく)本当に気に入っているもの」だけにしましょう。 ここで、着たら必ずクリーニングに出さなければいけないものや、アイロンがけが難しいもの、特別な(普段使わないような)アンダーウエアが必要なものなど、使いにくいものは手放すことを考えましょう。 また、似たアイテムが複数ある場合は、その一部を処分することも検討しましょう(例えば、手持ちの白いTシャツ何枚かのうち、古くなったものを手放すなど)。
整理整頓する
次に、クローゼットにあるものをすべて、種類や色によってカテゴリー分けしましょう。そうすることで、探さなくても簡単に、必要な1着を見つけられるようになります。 例えば、クローゼットに服をかけていく際に、一番左に「ドレス/パーティウエア」、右に向かって順番に「ジャケット/ブレザー」「トップス」「ブラウス」「パンツ」「スカート」「アウター」を並べていくなど、種類別にすることで探しているものを見つけやすくなります。ちなみに、ハンガーは衣類が滑り落ちないものを使うのがおすすめです。 シューズは、空いているシューズボックスを再利用するなどして、見やすく取り出しやすい形で並べておきましょう(箱を山積みにはしないこと)。 また、1度着用したらそのことがわかるように、クローゼットの中のポールにかけなおすときには「かける向きを変える」などしておくと(9で詳述)、次に断捨離をするときに、何を手放すべきか決断しやすくなります。