米女子ゴルフ・吉田優利、首位まで2打差7位の好発進 優勝なら2年間シードのチャンスに「明日もしっかり伸ばしたい」
◇6日 米女子ゴルフ ロッテ選手権第1日(米ハワイ州、ホアカレイCC) 【エワビーチ(米ハワイ州)テッド・ムース】米ツアー参戦1年目で来季のシード権獲得が厳しくなっている吉田優利(24)=エプソン=が6バーディー、2ボギーの68で回り、4アンダーで首位まで2打差の7位と好発進した。西村優菜(24)=スターツ=も69の3アンダーで10位と好位置。韓国の金阿林(キム・アリム)が6アンダーでトップに立った。 今季はトップ10入りが一度もなく、ずっと苦しんできた吉田が優勝を狙える位置でスタート。6バーディーの全てを前半のアウトに集中させ「本当にバーディー、バーディーでスタートして、すごくいいラウンドができた」と笑った。 「1番はもう、ベタっと1メートルについて、2番は3メートル、4番は4メートル。5番はもう50センチくらい。7番は5メートルで、9番もベタっと1メートルです」。バーディーの内容を説明する声も弾んだ。要約すれば、ショットがよかったということか。「思っていたよりも強い風の中で打つことが多かったが、その中でリズムを崩さずにできたかな」と自己評価した。 昨年末の出場予選会を7位で通過し、拠点を米国に移したが、慣れない環境との闘いもあり、現在のポイントランクは132位。残り2試合で、来季のシード権を得られる80位以内に滑り込むには、かなりの頑張りが必要だ。 「(予選会の出場は)7月の前から見据えている。(ランクを大幅に伸ばさないとという)プレッシャーは、ほぼない」。それでも、優勝なら2年間のシードを手にでき、もちろん予選会に出る必要もない。「3、4月に比べたらスイングもよくなった。明日もしっかり伸ばしたい。まずは、いいショット、いいパットで、リズムよくゴルフをすること」。目の色も、少し変わってきた。
中日スポーツ