現役高校生が大学「特命副学長」に 立命館アジア太平洋大学の狙いは?
さらに改革のために、24年1月から2人の副学長が新たに就任します。一人は、立命館大学情報理工学部知能情報コース教授の篠田博之氏。教学担当副学長として、理系分野と社会科学分野を融合したSTEMマインドをもった人材を育成していきます。篠田氏は「私自身も理系で心理物理学を研究するうちに視環境デザインを学び、建築から法整備まで幅広い分野で仕事しています。文理融合は時代の流れなので、学生たちにも実践的に教育していきたい」と話しました。 もう一人は、外交官としてシカゴ総領事や外務省アフリカ部長を務めた岡村善文氏。国際戦略担当副学長として、新しい国際化の形に挑戦します。「多様性があるということは、混乱することでもあるということを外交の世界で学びました。多様性を良いものとしてさらに進展させていくために、いままでの知識、経験、人脈を生かしていきたい」と抱負を述べました。 今後は文理融合分野の連携を目指して、九州工業大学や福岡県飯塚市との三者協定を締結する予定もあります。
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