横須賀を訪れたフリオ・ロドリゲス

　MLBのマリナーズのスーパースター、フリオ・ロドリゲス外野手（23）が突然DeNAの秋季練習にやってきた。最大18年総額4億7000万ドル（約723億8000万円）のビッグネームが17日、横須賀の練習施設DOCKをいきなりの表敬訪問。一体、目的は何だったのか。 　ロドリゲス本人によれば「今回は観光で日本に来たんだけど、トレーナーがベイスターズさんとの関係をうまく結んでくれた」という。「せっかくだから日本の野球を見てみたいし、練習施設も見学したいと思った。東京五輪では横浜スタジアムでプレーしてるし、そういう縁もあったからね」と明かした。 　そもそもロドリゲスはマリナーズでイチロー氏に師事し、日本の野球をリスペクトしている。 「日本の野球は常に基礎に忠実だと感じている。イチローさんは僕が先生と思っている人。大谷と対戦したこともあって、本当に彼の能力の高さを感じた。そういう選手がこの国から出てきたんだと、改めて感じてます」 　メジャーと日本の練習方法の違いを聞かれると「打撃練習で打撃投手が2人投げていること」。また「優勝したばかりのチームが、ここにこうして集まっていることもすごくいいことだと思いました」と絶賛だ。 　そのロドリゲスのもとには、三浦監督をはじめ選手たちが続々とあいさつに向かっては野球談義。特に森敬との会話が面白かったようで、2度も爆笑していた。ただし、中身については「グレート・カンバセーションだったよ」と笑ってかわした。 　三浦監督は「メジャーのトップ選手が興味を持ってくれて、監督としても非常にうれしい」とニッコリ。「こういう交流をいろんなプラスに変えて、新しいものが生まれてくるといいですね」と近未来の〝ロドリゲス効果〟に期待していた。