大阪府・新たに男女3人の感染確認 府内の感染確認は92人に
大阪府は13日夜、新型コロナウイルスに新たに府内の60代から70代の男女3人の感染が確認されたと発表した。 【映像】大阪市のイベント「感染拡大に注意しながら実施」松井市長が定例会見(2020年3月12日)
3人のうち1人は重症
府の発表によると、3人のうち府内在住の60代男性は重症、ほかの2人はともに軽症だという。今回の発表で、府内で感染が確認された人は、計92人となった。
昨日発表の医療従事者の病院が発表
大阪市北区内の病院では13日、昨日、感染確認が発表された医療従事者の感染者1人が同院に手術室看護師として勤務していると発表した。 同病院は「現在、所轄保健所と連携を図り、感染経路の調査や対応をすすめておりますが、感染拡大防止のため、本日(13日)より安全が確認されるまでの間、当該看護師が所属する手術室の使用を中止しています」と公式サイトで伝えている。
知事「コロナの急拡大3要件を避けつつ社会生活を取り戻していく」
また、同日、大阪府庁で新型コロナウイルス対策本部会議が行われ、集団感染を防ぐための3つの条件をクリアすれば今月21日以降に府主催のイベント、休館している屋内施設を順次再開する方針を決めた。3つの条件は「定期的な換気を行うこと」「来場者が1~2メートル程度の距離を取れる会場の広さ」「近い距離での会話や発声を避ける」となっている。 大阪府の吉村洋文知事は同日夜にSNSで「コロナの弱点や特徴を見極めつつ、社会活動も徐々に戻していかないといけない。3月20日までの1ヶ月間、未知のウイルスに対し、府は一斉の中止延期で対応してきた。この間、コロナの弱点、特徴も見えてきた。コロナの急拡大3要件を避けつつ、徐々に社会生活を取り戻していく」と投稿した。