大阪の府立学校は5月6日まで休校延長 府立高の入学式は生徒と教員のみで
大阪の府立学校は5月6日まで休校延長 府立高の入学式は生徒と教員のみで
大阪府は2日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、大阪府立学校などについては5月6日まで休校を延長することを決めた。今後、府内の市町村立の学校にも同様に5月6日まで休校するよう求めていく。 【映像】大阪府が新型コロナ対策本部 イベント中止など専門家ら議論(2020年4月2日)
宿題与え週1~2回の登校日を設定
臨時休校中の対応としては、学校再開後の円滑な教育活動に向けて、週1~2回の登校日を設定。その際は授業を行わず、毎週与える学習課題(宿題)の状況確認を行う。 健康診断やオリエンテーションなどは、感染拡大防止の措置を講じた上で実施できるとしたが、これは各学校の判断に委ねる。
1クラス20人、分散登校など実施
1教室あたりの人数を半分程度の20人にするため、分散登校を行う。学年ごとに曜日を分け、奇数クラスが午前、偶数クラスが午後といった形で登校するほか、活動終了後は速やかに下校するなど、感染リスクを高める「3密」(密閉、密集、密接)を避けることを徹底するとしている。 府立高校の入学式については、新入生と教職員だけが参列する形で行う。
「子どもたちへの影響は最小化したい」
会議の終了後、大阪府の吉村知事は「現状、学校の休校がどれほど感染拡大防止に寄与しているのかは分からない。分からない以上、休校は維持すべきだと判断した」と説明した。 また「子どもたちの心身への影響は最小化したいので、週1~2日位程度、分散登校しながら宿題の課題を出したり、進捗状況を確認したり、子どもたちが心のダメージを受けてないか把握していきたい」とした。 休校で授業が遅れることに対しては「新型コロナウイルスの感染が落ち着いた時にやることになる。いつ落ち着くのかと言われたら分からないので、夏休みに落ち着いていたら、その時に取り戻すし、夏休み時点でも今の状況が続いていれば、そういう状況にならない」と述べた。