福袋求めにぎわう 富山市のファボーレで初売り
2025年の初売りが1日、富山市婦中町下轡田のファボーレであり、能登半島地震で被災した1階の「太陽の広場」は福袋を買い求める大勢の家族連れでにぎわった。 同広場は、地震の影響で天井設備の一部が福袋の上に落下するなどの被害を受けた。家電や生活雑貨が入った目玉の「ファボーレ福袋」がずらりと並び、午前9時の開店前には、当日抽選販売分を手に入れようと約700人が列を作った。 同市大泉中学校3年の宮崎彩寧さん(15)は「福袋が当たってうれしい。開けるのが楽しみ」と笑顔を見せ、母の智恵美さん(44)は「被災者の方々の平穏な生活が戻ってほしい」と話した。近くに住むパート従業員、上田多美子さん(70)は「広場がきれいになってよかった。地震のない1年になってほしい」と願った。 ファボーレを運営する富山フューチャー開発の佐久佳範開発部長(52)は「多くのお力添えをいただいて、ここまで迎えられた。初売りでたくさんの方に福を届けたい」と語った。
2日は富山市総曲輪の富山大和でも初売りがあり、開店時刻の午前10時までに、約千人の来店客が全館で約7500個限定の福袋などを目当てに列をつくった。