名城大が6連覇なるか!?大東大、立命大、日体大、大阪学大、拓大に注目/富士山女子駅伝
2023全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)が12月30日に行われる。10月の全日本大学女子駅伝と並ぶ"2大駅伝"。覇権を奪うのは果たして。 2023富士山女子駅伝の出場チーム一覧をチェック! 最有力は女王・名城大で揺るがない。今大会は前回まで5連覇。さらに、全日本は今年まで6連覇と、圧倒的な強さを誇ってきた。前回優勝メンバーから山本有真(現・積水化学)と小林成美(現・三井住友海上)は抜けたものの、5人がV経験者。なかでも米澤奈々香、石松愛朱加の2年生が強力だ。そこに加え、前回は1区・柳樂あずみが区間賞で、そのまま逃げ切り。今年は原田紗希も全日本5区で安定した走りを見せている。この2年生を中心に据えつつ、主将の増渕祐香は有終の美を飾ることができるか。 名城大を追う勢力は年々、力をつけておりその差を詰めている印象がある。前回躍進したのが2位の大阪学院大。区間賞はゼロだったが、全員が区間7位以内でつないだ。抜けるのは6区の野崎光のみ。上りの7区・佐藤千紘(4年)やエースの永長里緒(3年)らが軸となる。全日本では6位だったが、巻き返せるか。 全日本で2位の大東大、3位の立命大は優勝候補に挙がる。大東大は留学生のサラ・ワンジル(1年)、野田真理耶(1年)ら1年生5人で全日本を戦い抜いた。ここに前回経験者の鈴木日菜子(3年)らが復調すれば総合力はアップする。 かつての絶対女王・立命大も復活に近づいている。全日本では1区・村松灯(3年)、2区・太田咲雪(1年)が区間賞。3区途中までトップを走った。4区では中地こころ(3年)も区間賞。前回は序盤でやや苦戦しながらも巻き返して5位となっただけに、底力はやはりある。 城西大と日体大にも注目。全日本4位の城西大は兼子心晴(2年)や金子陽向(2年)らに勢いあり。兼子は前回1区4位と流れを作っている。日体大は絶対エースの山﨑りさ(3年)を中心に、保坂晴子(4年)、前回6区区間賞の嶋田桃子(3年)、齋藤みう(3年)とタレントは豊富。ミスなくつなげば前回3位からのジャンプアップもありそうだ。 注目が拓大。前回9位、全日本12位とやや苦戦してきたが、待望の不破聖衣来(3年)が復帰予定。不破がケガで不在の間は、エースに頼らないように底上げを図ってきた。それだけに、不破が復帰すれば融合できる態勢は整ってきた。前々回6位以上が見えるか。全日本7位の関大、同8位の東北福祉大、順大、中大、大阪芸大、初出場の立教大も見逃せない。 暮れの霊峰を臨む女子大生の大一番。富士山女子駅伝は、静岡・富士山本宮浅間大社前スタート、富士総合運動公園陸上競技場フィニッシュのコースで、7区間43.4kmで争われる。レースは10時スタート。大会の模様はフジテレビ系列(テレビ静岡)で9時55分から生中継される。
月陸編集部